災害ボランティア向けの宿泊施設 穴水町に開設
石川県が派遣するボランティア向けの宿泊拠点が穴水町に開設されました。これにより1泊2日で活動できるようになります。 現在、およそ2万8000人が県のボランティアに登録し、被災地で活動していますが日帰りのため、長時間の移動が課題となっていました。 石川県は26日、穴水町の旧向洋中学校にボランティア向けの宿泊拠点を開設しました。体育館と教室にはテントがずらりと並び、電子レンジやポットも備えられています。 利用できるのは県が派遣し、奥能登の2市2町で活動する一般ボランティアで最大100人まで泊まることができます。 被災地に宿泊できるようになることで作業時間は2倍に増えるということです。 寝袋は各自で用意し、2回の食事代として1人1000円の参加費が必要だということです。
地震で倒壊免れるも 2次被害の危険性が残る住宅の緊急公費解体始まる〈石川・珠洲市〉 (2024年2月26日)
珠洲市では26日から倒壊などの恐れがある建物の緊急公費解体が始まりました。 【下司七虹記者リポート】「傾いた建物の中から、次々と荷物が取り出され、トラックに積み込まれていきます」 珠洲市では倒壊は免れたものの、隣の家や道路に2次被害を及ぼす恐れのある住宅の緊急公費解体が始まりました。 26日は、住民から申請のあった飯田町の住宅で自宅から荷物を取り出す作業が行われました。 【実家が解体される女性「仕方ないと…どこかで整理をつけないと。みなさんに危険が起こるといけないので…」 珠洲市によりますと、緊急公費解体の要請や相談がすでに10件以上寄せられているということです。
被災神社で...延期していた漁師の安全祈願祭 底引網船団3月から試験的出漁へ〈石川・珠洲市〉 (2024年2月26日)
地震で被害を受けた石川県珠洲市の神社では地元の漁師たちが大漁を願う祈願祭が行われました。 珠洲市蛸島町(たこじままち)にある高倉彦(たかくらひこ)神社で行われたのは地元の底引網船団の安全祈願祭です。 祈願祭は毎年1月2日に行われていますが、地震で神社の拝殿が被害を受けたため延期されていました。 2月26日は地元の漁師8人が参加し海の安全と大漁、そして地震からの復興を願いました。 参加した漁師: 「まだまだ通常通りじゃないけど小さな一歩として出港の準備を進めている」 櫻井重祝宮司: 「もっともっと綺麗にして、皆さんがいつでも来られるようにしていきたい」 蛸島港の底引網船団は3月から試験的な出漁を行う予定です。
放置すると倒壊の危険性が高い建物への緊急解体作業を開始 能登半島地震 石川・珠洲市|TBS NEWS DIG
能登半島地震で被災した建物のうち、二次災害につながるおそれがある建物について、公費を使って緊急解体する作業が、きょうから石川県珠洲市で始まりました。 記者 「珠洲市飯田町です。こちらの建物は店全体が大きく傾いていて、崩れてきた際には道全体を塞ぐおそれがあります」 今回の能登半島地震では、半壊以上と判定された建物を行政の負担で取り壊す「公費解体制度」が設けられていますが、開始時期は自治体によってばらつきがあり、珠洲市では3月下旬を見込んでいます。 こうした中、珠洲市ではきょうから、放置しておくと倒壊する危険性が高い建物について、所有者の許可がとれたものから順次、緊急措置として公費での解体を始めました。 珠洲市中心部にある店舗兼住宅では、倒壊によるがれきなど災害廃棄物を運び出す作業が行われました。 所有者の娘 今川香奈子さん 「すごくつらい。解体の音、聞いてるだけで震えるくらい。どこかで整理つけないと、皆さんに危険が起こっても…」 緊急での解体が必要な建物は数十棟に上る見込みです。 珠洲市内では1万5000棟あまりの住宅のうち、9割以上の1万3863棟に被害が及んでいます。 ▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/ ▼チャンネル登録をお願いします! / @tbsnewsdig ▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」 https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-ins... ▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」 https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou.... #ニュース #news #TBS #newsdig
「完全に無視された」自主避難所へ物資配送を2月で打ち切りに 300人超自主避難中〈石川・輪島市〉 (2024年2月26日)
石川県輪島市は、これまで自主避難所にも届けていた物資の配送を、2月いっぱいで打ち切ることを決めました。輪島市では現在も断水が続き、300人以上が自主避難を続けている中での決断。自主避難を続ける人を取材しました。 記者リポート: 「輪島市長井町の農業用ハウスでは、4世帯10人が自主避難しています。こちらには、市から送られた物資が積み上げられています」 この集落では、気心が知れたもの同士が良いと、震災直後から農業用ハウスを避難所として暮らしてきました。 毎日2回に分けて市が食料や生活用品を届けていますが、今後応援職員が減るため人員があてられないとして、2月いっぱいで配送を打ち切る事を決定しました。 農業用ハウスで避難生活・保靖夫さん: 「(物資配送を)毎日やらなくても、例えば1日おき2日おきでも構わないから、工夫して配達していただけないものかなと思っていたんだけども、完全に無視されたと言うか。下(避難者)の声は聞かないんだと言うことになりますので。これは頭が痛い」 ハウスの所有者の保靖夫さんは、3月から10人分の食料や生活用品を軽トラック1台で運ばなければなりません。 能登半島地震の発生から、2月26日で8週間。輪島市では現在も36の自主避難所で、369人が生活しています。
2次災害の恐れのある建物 珠洲市で緊急解体始まる
地震で大きな被害を受けた珠洲市で、2次災害を引き起こす恐れのある建物を、緊急で解体する作業が始まりました。 珠洲市によりますと、被災した建物が道路に倒れかかったり、隣の住宅の方に傾いたりして、2次災害を引き起こす恐れのある建物が、これまでに数十軒確認されています。 市が始める解体の対象は危険性の高い建物で、所有者の同意が得られたものから公費で行います。 26日は家の関係者らが見守るなか、作業が進められました。 公費による解体には通常一定の時間がかかりますが、今回は手続きを一部省略して、緊急で行われるということです。
海底隆起の輪島港で土砂撤去開始 200隻出られず 能登半島地震
能登半島地震で海底が大きく隆起した輪島港(石川県輪島市)で16日、漁船を移動できるようにするため、国土交通省北陸地方整備局が土砂を取り除く作業を始めた。水深約3~4メートルだった港は、今回の地震で浅い所で約1メートルとなり、約200隻が港から出られなくなっている。【撮影・三浦研吾】2024年2月16日公開 関連記事は→https://mainichi.jp/articles/20240216...
能登半島地震 水を使わないトイレが避難所に(2024年2月26日)
能登半島地震で断水が続く石川県珠洲市では、水を使わないトイレが避難生活を支えています。 珠洲市の避難所、宝立浄化センターでは断水が続くなか、水を使わないトイレを備えた車が設置されています。 トイレはスイス製で、排泄(はいせつ)物をフィルムで密封してごみとして捨てることができるため、流す水やくみ取り作業が不要で、長期間、清潔に保つことが出来ます。 トイレ利用者 「これから暖かくなるので、においもしないし、水も使わないし、とても便利だと思います」 この車は岐阜県のキャンピングカーメーカー「ToyーFactory」が能登半島への支援活動での経験を踏まえ、急遽、4日間で開発しました。 今後、本格的な商品化を目指しているということです。 [テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp