「いつ能登に戻れるのかを示さないと」復興に向けて必要なものは何か…有識者が石川県庁で議論交わす (2024年3月7日)
能登半島の復興プランが話し合われました。 能登半島地震の発生から2カ月あまり。 県庁では、被災者の復旧をどう進めるか有識者から意見を聞く会議が開かれました。 馳知事: 「地域を見捨てずに復興を目指す…。忌憚のない意見をお願いします。」 県庁で開かれた「能登半島地震復興・復旧アドバイザリーボード」。 東日本大震災などで復興支援に携わった県外の大学教授や企業などからオンラインを含めて10人の委員が出席しました。 議題は「被災地復興のため」どんなことが必要か。 株式会社風雨太陽 高橋博之代表: 「発災2ヶ月の被災地にしてはすごく静か。能登空港に1000から1500人規模の宿泊施設を作って、仮設住宅の建設を急がなければ。」 一般社団法人RCF藤沢烈代表理事: 「いつ能登に戻れるのか6月には示さないと。時間が経てば経つほど人は離れる」 会議では、そのほか ジェンダー的な考えや都市計画など委員の様々な視点から復興に向けた意見が交わされました。 県は能登が抱える人口減少も解消する「創造的復興」を目指していて今回出た意見をもとに、3月下旬にも復興プランの骨子を示す方針です。
石川テレビ「そばにいる。」伝言板 被災地への応援メッセージ(3月7日)【令和6年能登半島地震】
【石川テレビ「そばにいる。」伝言板】 https://up.ishikawa-tv.com/post/ ↑番組で伝えたいことを応募フォームよりお送りください。 伝言板に届いたメッセージ・リフレッシュお便りの動画は石川さんアプリで配信しています。 https://www.ishikawa-tv.com/appli/aft... 石川さん情報Liveリフレッシュ(月~金 午前9時50分から) https://www.ishikawa-tv.com/refresh/ 【石川テレビホームページ】 https://www.ishikawa-tv.com/index.php ※災害情報は石川テレビホームページでもご覧いただけます※ 【令和6年能登半島地震・空撮】 ▶ 1月3日撮影 沿岸部からのヘリ空撮映像(内灘町・かほく市・宝達志水町・羽咋市・志賀町・輪島市・珠洲市) • 【空撮・能登半島地震】2024年1月3日撮影(内灘町・かほく市・宝達志水町... ▶ 1月3日撮影 のと里山海道・七尾市能登島などのヘリ空撮映像 • 【空撮・能登半島地震】2024年1月3日撮影(のと里山海道・七尾市能登島な... ▶ 1月4日撮影 珠洲市狼煙町・輪島市町野町、能登空港などのヘリ空撮映像 • 【空撮・能登半島地震】2024年1月4日撮影(孤立した珠洲市狼煙町・輪島市... ▶ 1月6日撮影 志賀原発・總持寺祖院・別所岳SAなどのヘリ空撮映像 • 【空撮・能登半島地震】2024年1月6日撮影(志賀原子力発電所・輪島市總持... ▶ 1月8日撮影 雪の珠洲市・輪島市のヘリ空撮映像 • 【空撮・能登半島地震】2024年1月8日撮影(雪の珠洲市・輪島市、大人数に... #能登半島地震 #伝言板 #メッセージ
震災・原発事故から13年 空から見た被災地《2024・福島県》復興・再生への道半ば (24/03/07 20:30)
東日本大震災と原発事故からの復興を目指し、その途上である福島県。まもなく13年を迎える被災地の今を空から見ていく。(2024年3月7日撮影) <東京電力・福島第一原発> 東京電力では、1号機から4号機に沿岸部で防潮堤を建設中。日本海溝の津波を想定して、これまでよりもかさ上げした。求められる、安全な廃炉。その道のりをこれからも見つめ続ける。 <大熊町・学び舎ゆめの森> 大熊町大川原地区。以前は避難指示が出されたエリアだ。今は、町役場や復興公営住宅などが立ち並んでいる。 そこに、新しい建物が。これは2023年に12年ぶりに町に戻ってきた教育施設「学び舎ゆめの森」。0歳~15歳の41人が日々、夢を見つけ夢を分かち合っている。子どもたちの笑い声が響く日常が戻り、それぞれの歩幅で一歩一歩、きょうも成長をしている。 <JR双葉駅周辺> 駅前には2022年に完成した新庁舎が、復興の拠点として新たなまちづくりを進めている。JR双葉駅周辺では、復興拠点の避難指示が解除されて町内に住めるようになった。その証として、駅の西側には町営住宅が建設された。再び歩み始めた双葉の日常がここにある。 働く拠点・中野地区で、一際目立つ建物は2023年に進出した「浅野撚糸」 中野地区の復興産業拠点では、現在23件の企業立地協定が結ばれている。 <浪江町 請戸地区・大堀地区> 伝統の復活へ被災地では、その歩みも進めている。津波で社殿が流されたくさの神社。2024年に13年ぶりに神社が再建され、多くの人が詰めかけた境内では伝統の祭りが行われ田植踊りが奉納。震災前と同じ場所に、町民たちにとっての「心の拠り所」が戻ってきた。 浪江町では、2023年に復興拠点の一部で避難指示が解除。その一つが大堀地区。 大堀相馬焼の窯元「陶吉郎窯」の近藤学さんは、いち早く伝統の火を戻そうとしている。大堀地区は、面的な整備ではなく窯元だけの“点”の解除。窯元の半数以上が廃業、避難先で新たな拠点を構えた窯元もいて、すぐには故郷に「戻る」決断を出来ないのも現状だ。
福祉の立場から「復興の象徴に」社会福祉法人がクラウドファンディング始める【石川・珠洲市】 (2024年3月7日)
元日、デイサービスセンターの利用者を乗せた送迎車のドライブレコーダーです。 能登半島を襲った地震と津波の脅威をまざまざと見せつけたドライブレコーダー。 今後の防災対策に役立ててほしいとデイサービスセンターを運営する珠洲市の社会福祉法人が公開しました。 そして今、復興の第一歩にと始めたのがクラウドファンディング。 そこには福祉の立場から復興の象徴にしたいという思いがありました。 元日に利用者の送迎中震度6強の揺れに襲われたデイサービスセンターの車。 この後、適切な誘導で利用者は高台に逃げることができましたが送迎車は津波に流されてしまいました。 このドライブレコーダーを公開した珠洲市宝立町の「長寿園」 停電や断水が続き、98人の利用者を被害が少ない施設に移送しました。 地震発生から2カ月あまり。 貯水タンクを使って断水を解消するめどがたちました。 3月中頃から避難していた利用者を再び迎え入れることにしています。 大きな被害が出た珠洲市の力になれることはないか。 この施設を運営する社会福祉法人は、「福祉」の立場から街の復興に貢献しようとクラウドファンディングに乗り出すことにしたのです。 社会福祉法人 長寿会 高堂泰孝参事兼法人事務局次長: 「被災したこの施設ではなく新たな拠点、福祉の拠点として珠洲市の復興の象徴といったらおこがましいんですがそういった形で市外に出られた方の受け皿となる施設づくりができれば」 ドライブレコーダーの映像を公開したのも、今後の防災に一役買うため。 長寿会では、2億円を目標に来月いっぱい協力を呼びかけています。
「志賀原発に影響する断層は動いていない」北陸電力・志賀原発2号機の再稼働は最新知見踏まえ対応 (2024年3月7日)
北陸電力が地震後初めて志賀原発の内部を公開しました。 北陸電力は今回の地震で、志賀原発に影響する断層が動いた形跡はなく再稼働に向けた審査については今後も最新の知見を踏まえて対応していくとしています。 能登半島地震で最大震度7を観測した志賀町。 2カ月あまりたった7日、志賀原発の内部が報道陣に公開されました。 記者: 「現地公開では、地震により損傷、油漏れした変圧器が公開されました。現在、損傷部分は取り外されているということです」 北陸電力は2号機の変圧器について、地震発生翌日の2日には地震で損傷し「3500リットルの油が漏れた」と発表していました。 しかし、その3日後には点検や調査を実施した結果およそ1万9800リットルが漏れ出ていたと修正しています。 誤った情報発信が行われたことについて北陸電力は… 北陸電力原子力部 中田睦洋部長: 「今回の事象は発電所が何か外部電源が無くなりました、冷却源が無くなりましたといったような原子力災害に直結する事態になったら防災無線で速やかに自治体も巻き込んだ周知をするが、今回はそういったところまで至ってないので我々のプレス発表の仕方に問題があったと受け止めている」 北陸電力は広報内容に問題があったことを認め、放射性物質が外部に放出されるような緊急性の高い事態になった場合は速やかに防災無線などで情報を逐次流すとしています。 また今回の地震で志賀原発に影響する断層について問われると 北陸電力土木建築部 吉田進部長: 「確認した結果、すべて動いた痕跡はありません」 このように話し、地震による断層のずれは確認されていないと強調しました。 北陸電力は志賀2号機の再稼働に向けた審査について最新の知見を反映させて対応していくとしています。