「「これで日帰り客が来てくれれば…」地震の影響で休業続く石川県七尾市の和倉温泉総湯が26日に再開 (2024年3月20日)
地震の影響で休業が続いている石川県七尾市にある和倉温泉の総湯が3月26日に営業を再開することがわかりました。 七尾市和倉温泉の総湯は今年1月に発生した能登半島地震で一時、源泉が届かなくなっていたほか、断水の影響もあり休業が続いています。 総湯では2月中旬に温泉が戻り、3月16日に断水も解消されたことから営業再開を決めたということです。当面は午前10時から午後4時の時短営業で、配水管の損傷が激しい足湯と男湯の露天風呂はまだ再開の時期が決まっていません。 和倉温泉合資会社 小泉孝史社長 「これで日帰り客が来てくれればある程度の目途がついて若い人も商売しようかなとかそういう契機になるんではないかと」 和倉温泉では各旅館が源泉の通る配管の修繕を急いでいますが、現在もすべての旅館やホテルで休業が続いています。
「生きる力くれた」被災地で続く自衛隊の”入浴支援”感謝のメッセージも【佐賀県】 (24/03/20 19:00)
元日の能登半島地震から2カ月半が経ちました。吉野ヶ里町にある陸上自衛隊目達原駐屯地は、今も現地で入浴支援を続けています。被災者からは「生きる力を与えてくれた」という感謝のメッセージも届きました。 「お帰りなさいませ!」3月8日、拍手で出迎えられる隊員たち。 石川県能登町で任務を終え、佐賀に戻ってきました。 【久野英次2等陸佐】「入浴支援隊久野2佐以下38名の者は、令和6年2月19日から同年3月8日までの間、災害派遣活動実施中のところ任務終了につき原隊復帰を命ぜられました」 これが、目達原駐屯地からは“第4陣”の帰還。隊長をはじめ、第1陣からおよそ2カ月間、被災地で活動を続けた隊員もいます。 【西部方面後方支援隊長 中村公多朗1等陸佐】「2カ月ぶりに、無事に目達原駐屯地に戻ってきてくれました。本当にありがとう」 テントの中に続々と入る人たち。自衛隊の“入浴支援”です。多くの被災者にとって、これが久しぶりのお風呂でした。 【久野英次2等陸佐】「みなさん本当に風呂を楽しみにしていて、帰るときに『ありがとう、また来るよ』と。しっかりとした支援をしないといけないなと感じた」 【荒嶋泰輔3等陸曹】「地震での災害派遣は今回初めて。お風呂に入れる幸せを(被災者は)楽しみにしているのでそれにしっかり対応できるように支援できたと思う」 こちらが、実際の入浴施設。シャワーが5本、浴槽が1つあります。風呂の水は、近くの川からポンプでくみ上げます。自前の浄水器で、1カ所あたり1日50トンのきれいな水を作りました。この水をボイラーで沸かしますが、現地では想定外のトラブルも。 【久野英次2等陸佐】「機材が故障する場面が結構あった。(受付開始の)1〜2時間前にお湯を張る。張る時点で(温度が)上がりきらない。支援開始まで短時間の勝負で綱渡りのような…」 壊れた機材は部隊で直し、湯を沸かせない事態はなんとか回避しました。受け付けは午後1時から9時。能登町に設置した3カ所で、これまでにおよそ5万7500人が利用しました。テントには、利用した人が書きこめるノートがあります。 【メッセージ】「14日ぶりのお風呂です。見通しの立たない日々ですが生きる力を与えてくれる入浴です。ありがとうございます」 【荒嶋泰輔3等陸曹】「お風呂から上がったときに気持ちよかったよ、ありがとうと言ってもらえて大変うれしかった」 被災者の希望に応え、ドライヤーも設置しました。支援活動中には、こんな出来事も…。 【荒嶋泰輔3等陸曹】「バレンタインの日に小学生が地元の花屋から花をもらったらしくありがとう、と持ってきてくれて一人一輪ずつ渡してくれたのがとてもうれしかった。わざわざ僕たちにくれるという優しさに感激した」目達原駐屯地はこれまでにのべ146人を被災地へ派遣。現在も、第5陣が支援を続けています。 【久野英次2等陸佐】「私の感覚では(復旧は)ちょっとまだ進んでいないんじゃないかと。被災者に少しでも入浴でリラックスしてもらうとともに復興が少しでも早く進むよう祈るしかないなと」
【怒り】能登半島地震の被災者への「募金箱」盗む悪質な犯行の一部始終「何も言葉が出ない」【めざまし8ニュース】
3月12日午前2時40分頃、横浜市港北区の飲食店に空き巣が侵入しました。 防犯カメラには手慣れた様子で、金庫を丸ごと盗む容疑者の姿が捉えられていました。 さらに富山出身のスタッフが設置した、能登半島地震の募金箱までも… (3月20日放送より) #金庫 #窃盗 #募金箱 #港北区 #防犯カメラ #能登半島地震 #めざまし8 #ニュース ▷めざまし8 平日朝8時から、目が覚める1番のニュースを「わかるまで解説」。 視聴者と一緒に作る番組で、視聴者の疑問にリアルタイムで答えます。 今日これから話題になるエンタメ&カルチャー情報も盛りだくさん! 明るく楽しい朝をみなさまにお届けします☀️ 「めざまし8チャンネル」では、 「テイバン+」など企画コーナーのYouTube特別版や、話題のアーティストのめざまし8LIVEなどをお届け! ▷公式Xでは放送予定を随時更新中! https://twitter.com/cx_meza8 ▷Instagramでは出演者が続々登場! https://instagram.com/mezamashi8.tv ▷TikTokでも不定期動画配信中! https://www.tiktok.com/@mezamashi8tik...
石川・七尾市の温泉地で「断水」解消 一方ホテルや旅館は休業続く【能登半島地震】|TBS NEWS DIG
能登半島地震の影響で、石川県七尾市の和倉温泉では旅館などの休業が続いていますが、温泉街の総湯で断水が解消され、営業再開に向けた準備が進んでいます。 記者 「全国からのファンも多い、和倉温泉の湯。この総湯がいよいよ3か月ぶりに再開します」 今もなお、地震の爪痕が残る温泉地。七尾市の和倉温泉は1月中旬に源泉が湧き出ていることが確認されましたが、断水の影響が長引いていました。 しかし、総湯では今月16日にようやく断水も解消され、温泉の温度調整が可能になったほか、施設内の水道管の修理にもめどが立ち、週明けの26日から営業を再開することになりました。 和倉温泉合資会社 小泉孝史社長 「思いのほか長くかかった。温泉が来ているのに水が来ないため(営業)できなかった。非常に残念だけど一応、営業再開のめどが立ち、今のところはホッとしている」 小泉社長は、少しでも人出が戻るきっかけになればと期待を寄せます。 一方で、和倉温泉にある22の旅館やホテルは休業が続いていて、能登の温泉地が元の姿を取り戻すにはまだ時間がかかりそうです。 ▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/ ▼チャンネル登録をお願いします! / @tbsnewsdig ▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」 https://www.tbs.co.jp/news_sp/tbs-ins... ▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」 https://www.tbs.co.jp/news_sp/toukou.... #ニュース #news #TBS #newsdig
奥能登の高校野球部の現状(2)
能登半島地震で被災した地域の高校野球の現状を伝える特集。2回目は「飯田、輪島の野球部をいま」をお伝えいたします。能登半島地震で震度6強を観測した珠洲市の飯田高校。学校の正門が崩れ、棟続きだった校舎と体育館は、つなぎ目が割れてしまいました。安全が確認できた教室を使い、授業は再開されています。笛木勝監督:本当にグラウンド目の当たりにして、ぼうぜんとしましたね飯田のグラウンドは、去年5月の地震でも亀裂が入りましたが、その時は、みんなで整備を繰り返して手作業で復旧しました。しかし、今回はとても人の手で直せるレベルではありません。おととし、去年、今年と繰り返される地震被害で、心が追いつかず、2月末まで練習再開できずにいました。笛木勝監督:部員たちがもう1回ボール手にしたいとかグラウンドに出たいという思いになるまではそんなに焦らなくていいよって。(断水が続き)お弁当とかそういうものもお父さんお母さん作れないですし、ほかの地区もそうかもしれないですけど、部員たちの話を聞くとボランティアにいろんなところ土曜日日曜日でも行っていますのでなかなか、まだまだかなと思います最大震度7を観測した輪島市。中心部にある輪島高校です。授業は1月18日に再開されました。部員15人のうち、2月末時点で学校に通えているのは9人。2月上旬に練習を再開し、週に2回、機材を持ち込んだ視聴覚教室でトレーニングをしています。平匠選手:一週間ちょっとぐらい車中泊で物資が来るようになってから避難所の方で生活して避難所生活でグラウンドとかも使えないので運動とかもできていなくて太ったりもしていま自分でやれることだけやって、いつかグラウンドでしっかりした練習をしたいと思っています外で練習をしたいところですが、高台にある野球部のグラウンドにつながる道が、土砂崩れで通れなくなってしまいました。冨水諒一監督:歴代の子たちは坂道ダッシュでこの坂道をずーっと登ってヒーヒー言いながら走っていたので迂回して、山道を車で15分ほどかけて、なんとかグラウンドにたどり着きました。そこに広がっていたのは、目を疑うような光景でした。冨水諒一監督:これはかなり厳しいなと思いました正直能登の学校の指導者は、週末に、泊まりがけで金沢市のチームと合同練習をするなど、各チームなんとか外で練習をしようと試行錯誤をしています。ただ、その費用負担が指導者に大きくのしかかります。能登のチームの指導者に共通する大きな悩みです。冨水諒一監督:生徒・保護者から集金するっていうのも経済的なダメージを受けている家庭が多いので、それも今後どうするかっていうのも考えている一方で、矛盾しているんですけど、震災があったからって今までできていた活動を縮小してこれできないあれできないっていうのは、子どもたちに申し訳ないので、なるべく震災前に近い活動をさせてあげたいこうした状況に対し、全国の仲間たちから多くの支援が寄せられています。石川県を始めとする各高野連や、全国の指導者仲間で作る団体などから野球道具や支援金が集まっています。冨水監督は、支援が当たり前だと思ってはいけないと選手たちに訴え、行動で恩返しをしていきたいと考えています。冨水諒一監督:まず自分らでできることをやって、足りないのでお願いしますというのが自分の中では理想です。ただみなさん支援していただけるので、ありがたい、すごくありがたいその気持ちに応える活動・行動って何かなというのをプレッシャーではないですけどそこの責任を果たさないとなというのは感じました。
「『明日また頑張るぞ』の一助になれば…」石川県珠洲市で飲食店経営者らが避難者に夕食づくり (2024年3月20日)
19日、石川県の馳知事は、こんなことを言いました。 馳知事「徐々に自分達でできる所はやっていくフェーズに入っていく」 このように述べて国のプッシュ型支援を23日で終了することを明らかにしました。 こうした中、今回の地震の被害を受けまだ営業を再開することができない珠洲市の飲食店関係者らがプライドをかけて避難所に”あるもの”を届けています。 矢崎佑太郎アナウンサーリ「部屋には美味しそうないい香りがしています。ここでは珠洲市内の避難所に向けたお弁当作りが行われています。献立は毎日変えていて、きょうはたこ焼きや焼きそばが入った名付けてお祭り弁当です。」 19日、早朝から珠洲市の健康増進センターで行われていたのは避難所で生活する人たちの晩御飯の弁当作り。市内で店を営む飲食店関係者が食材の仕入れから調理、配達までを行っています。 レストラン浜中 浜中康男さん 「避難所にみんなに弁当を届けるんだという気持ちと時間までに間に合わせようと頑張っております。」 弁当を作る飲食店関係者のほとんどが地震で被災し、店を営業することができない状態。そんな中、食を通して地元を元気づけることはできないかと集まりました。 グリル瀬戸 瀬戸航さん ちょっと楽しくなるような心の健康をジューシーで楽しいお弁当を作ろうかなとそういう思いで瀬戸さんは去年10月に店をリニューアルオープンしたものの、地震により店が傾き、半壊に。再開の目処は立っていません。 グリル瀬戸 瀬戸航さん 「食事って単に栄養補給じゃないと思っているので少しでも楽しく会話とかのきっかけになるようなそういう食事を目指してやりたいなと思っております。」 盛り付けを手伝う人たちも地震の被害を受けた地元の人たちです。中には、今も避難所で生活している人もいますが、この手作り弁当が笑顔や元気を与えるきっかけになればと考えています。 盛り付けする女性は 「彩りというのは大事かなと思いながら(作業)しているんですけど」 「どんな被害に遭っても、笑顔を絶やさず、頑張るぞという気持ちを大事にしてもらって」 「少しでも美味しいと言ってくれる方が増えて笑顔が増えればいいなと思っています」 この日は能登の米を使ったおよそ1000食の弁当を12カ所の避難所に配達。珠洲市の宝立小中学校には、200食を届けました。 「ありがとうございましたまた明日もお願いします」 「地元の食材とか使って頂いたり、地元のお米とか使って頂いてるで、美味しく頂いています楽しみです。毎日楽しみです。きょうのメニューは何かなって思いながら待ってます」 「量とかもちゃんとあるし、結構野菜とか中々食べられないものとかも入ってたりして、結構有難いし美味しいから嬉しいです」 珠洲市避難所お弁当事業 坂本信子さん 「しんどさがちょっと食べてああ、お腹いっぱいだし今日よかったな。休んで寝よう。明日また頑張るぞのちょっと一助になればなとは思います」 「こっから先自分たちの店が修復・改修していって良くなっていった時にすぐには観光の仕事は戻らないから店が戻ったとしても知恵を出し合ってみんなでこの地を去らないようにできればいいなと思います」 地震で営業を再開することができない”食”のプロフェッショナルたちがプライドをかけて、避難所を笑顔にしています。
【能登半島地震】加賀屋の元若女将 あわら温泉から北陸全体を活気付ける
かつて和倉温泉の名門旅館・加賀屋で若女将を務めていた小田絵里香さん。現在はあわら温泉の老舗・つるやの女将を務めています。能登半島地震による被害に心を締め付けられながら、新幹線開業を契機にあわらから北陸全体を活気付けようと頑張っています。 (2024年3月16日放送「みんなのかがやき ふくいの夢、ツナガル。」より) ─────────────────────────────────── FBC福井放送 公式サイト FBC-i :https://www.fbc.jp/ #能登半島地震 #和倉温泉 #加賀屋 #女将 #あわら温泉 #つるや #福井県 #fbc福井放送
【警固断層】活断層の上に暮らすリスクと備え 県は死者1000人以上と想定 液状化は内陸部でも 福岡県西方沖地震から19年
2005年、福岡市などで最大震度6弱を観測した福岡県西方沖地震から20日で19年です。福岡市は都心部に警固断層が走ります。活断層の上に住む私たちが抱える「地震のリスク」について考えます。 19年前の3月20日午前10時53分、福岡県西方沖を震源とするマグニチュード7.0の地震が発生しました。 福岡市中央区や東区などで震度6弱を観測し、1人が死亡、1000人以上がケガをしたほか、多くの建物に被害が出ました。 地震はいつどこで起きてもおかしくありません。元日の能登半島地震では石川県内灘町で大規模な液状化が発生し、道路や住宅などが深刻な被害を受けました。 この液状化現象は、福岡県西方沖地震でも発生しました。当時、福岡市早良区百道浜では駐車場や道路など広い範囲で泥が浮き出ました。このほか、博多湾の沿岸部の埋立地でも液状化現象が見られました。 人口の増加が続き、福岡市ではいたるところで高層マンションの建設が進みます。その真下を走っているのが「警固断層」です。 警固断層で地震が起きた場合、福岡市中心部は震度6強の激しい揺れに襲われるとみられ、福岡県は死者1000人以上と想定しています。 警固断層の地震で、再び液状化は発生するのでしょうか。 ■福岡大学工学部・村上哲教授 「私は発生すると思います。」 こう話すのは、地盤工学が専門の福岡大学工学部・村上哲教授です。村上教授が指摘したのは、液状化が発生する“場所”についてです。 ■村上教授 「誤解されないように、臨海部だけでなくて内陸部にも存在しています。」 液状化の危険度を色分けで表示する国土地理院の「重ねるハザードマップ」を見ると、確かに沿岸部以外にも、福岡市内各地から筑後地方にかけて、液状化の危険度が「極めて高い」ことを示す赤い色が表示される地域が点在しています。 ■村上教授 「例えば、ため池のような池を埋め立てた場所とか、田んぼや湿地を埋め立て宅地にした場所。そういった広い意味での埋立地では、液状化の被害が過去でも報告されています。」 これまでの地震で、液状化が起きなかった地域も油断はできません。 ■村上教授 「ある程度の地震動が加わらないと、液状化しやすい層でも液状化しない。あるレベルの揺れの大きさになると、今まで大丈夫だったのが突然、液状化してしまうというのが、液状化の厄介なところです。」 もう一点、液状化で注意しないといけないのが“距離”です。こちらは、能登半島地震で発生した液状化の様子をとらえた映像です。この映像が撮影されたのは、なんと、能登半島地震の震源地からおよそ170キロ離れた新潟市です。 ■村上教授 「マグニチュードが大きい地震ほど広範囲に地震動を伝える。大きければ、広範囲で液状化が起こるような地震動が伝わっていく。」 ひとたび発生すれば、液状化は復旧の大きな壁となります。村上教授は、自分が住む地域の液状化のリスクを知ったうえで、専門家に意見を聞くなどとれる対策をしてほしいと話していました。 ひとたび液状化が起きればどんなことが起きるのでしょうか。 福岡大学の村上教授によりますと、道路や地下の水道管などが破壊され、復旧には多くの場所で1年から2年を要します。被害が大きなケースでは、5年ほどかかったこともあるということです。 村上教授は、ハザードマップで自分が住む地域のリスクを把握するとともに、不安があれば国登録の資格である「地盤品質判定士」に相談するのも一つの方法だと話しています。 最新のニュースは https://www.fbs.co.jp/fbsnews/ をご覧ください。 X FBS福岡放送ニュース(@FBS_NEWS5)でも発信中。 https://twitter.com/FBS_NEWS5