石兎の風流日誌

日常に考えた事を俳句・短歌で綴る。

凋落

2009-09-16 22:02:01 | 日記
 一時は、時の人だった東国原英夫宮崎県知事が、国から交付された金を、民主党政権が返せと言うなら、裁判を起こすしかないと、テレビで言っていた。
 しかし、対決姿勢の言葉とは裏腹に、東国原宮崎県知事の態度には、一頃の元気さが無く顔の表情も硬く、暗かった。( そりゃ、そうだろう・・・ )と、私は思った。
 何しろ、東国原知事は、総選挙前には自民党を負けさせないとか、自民党の総裁候補にしろとか、大見得を切っていたのだ。
 自民党が、総選挙で大敗し、民主党政府が誕生した今、東国原知事は、民主党政府の報復( イジメ )を恐れているのだろう。

 全く、それにしても、橋本徹大阪府知事は、先見の明が有った。


  『 庭木切る 九月半ばの 日曜日  思いは有るが 出来ぬ菜園 』

  『 近道は 無いものと思う 夜長哉 』          石   兎     

夏の終わりに、怖い話し・・・微笑

2009-09-16 01:03:13 | 日記
 夏の終わりに、怖い話を一つどうですか。
 丁度二年前の今頃、私が例によって夕方市の陸上競技場でジョギングをしていたら、二人の女が、東側入り口から半円型の低いスタンドの方に入って来た。二人は旅行者のようでキャリーバックを引いていた。私は(ほう~観光客が、こんな所に来るとは珍しいな・・・)と思った。
 私が、三周目に掛かった所で、二人は国旗掲揚台の近くまで歩いていた。擦れ違う刹那物珍しさが有ってか私は彼女らの方に目線を流すと、偶然に二人も私を見た。二人とも顔に薄ら笑いを浮かべていた。

 翌日の夕方、何時ものように、私が市の陸上競技場に走りに行ったら、管理人の話で、二人の女の自殺者が有った事を知った・・・何故か、首吊り自殺をした二人の足下には、キャリーバックとその中身が散乱していたと聞いた。


   『 夕されば 九月初旬 暮れ易く  夏の名残に 今宵怪談 』

   『 赤々と 夕映え燃えて 夏の果て 』            石 兎