見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

職場実習に潜入

2010年11月19日 | 日々つれづれ
 専攻科1年生の職場実習を見に行ってきました。
場所は学園から歩いて10分くらいのところにあるスーパーマーケットです。
ここは買出しなどで学園生徒がよく利用している馴染みのお店です。

さて、
どこで仕事をしているかと一回りしてみたら、一人の生徒は
野菜売り場で品出し作業、そしてもう一人は
カレーやシチューの棚の「前出し作業」をしているところでした。
もちろん、二人ともその顔は真剣です。





ちょっと意地悪ですが(ごめんなさい)、
カレー棚のところにいる生徒に
「卵はどこにありますか?」とたずねてみました。
すると、
「わからない」という返事が。
続いて「誰に聞けばいいですか?」とたずねると
「加藤さん、加藤さん」とそばで作業をしている
学園の教員を呼んでいます(もちろん教員は気付かないふり)。

すぐそばで同じ作業をしていた店員さんがその様子に気付き、
ちょうど目が合ったので、
「卵はどこにありますか?」ともう一度たずねると
丁寧に卵売り場に連れていってくれました。
ちなみに…
案内してくれる途中、
(店員)「実習生なんですよ、すいません」
と説明してくれました。

作業をきちんとこなすことはもちろんですが、
お客さんの要望に応えるというのは大変なことですね。

                    特派員:S

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