見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園の親のハナシ4

2014年11月16日 | 父母の声
第4回目となった「学園の親のハナシ」
今回は通学についてお話をしたいと思います。


小学校6年生の時に、見晴台学園を知り、
学園を気に入った子供のために、入学を考え始めました。
その時、一番心配だったのは、通学のことです。

自宅は名古屋市外のため、電車で通うとなると乗り換えが必要となり1時間はかかります。
一人で電車に乗ったことも、遠くに出かけたこともない子が、一人で通うことが出来るようになるのか、悩みました。

初めての事、臨機応変に対応する事がとっても苦手なうちの子。
まずは通学に慣れるよう、入学前の休日に二人で練習通学をしました。
わかりやすい目印やお店を確認しながら何度も。
それで自信がついたのでしょう。
「もう一人で行けるよ」と言うようになってくれました。

最初の頃は同じルートを通うだけでしたが、
中等部2年生になった今では、友達と一緒にいつもと違うルートで帰ったり、
休日に名古屋で友達と遊んだり、私より名古屋に詳しくなっています。
困ったことがあると駅員さんに聞いて解決することもあるようです。

そんな逞しく成長した子供の姿を見て私が思うことは、
通学を心配するあまり学園に入学するのを諦めなくて良かった、ということです
。何をするにしても、障がいがあるうちの子には無理だろう、とか、
きっと出来るはずない、と思ってしまいがちですが、
子供がどこまで成長するかは、誰にも決められないもの。
子供の気持ちを尊重して、学園に通わせる決断をして本当に良かったと思います。
もちろん、通学以外でも子供の成長を感じる場面がたくさんあり、
学園を選んで良かったと思っています。

それは、また別の機会に。。。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする