すべてが例年通り、とはいかない今年度も、はや半期が過ぎました。
専攻科2年生の娘は、今、「研究論文」という最高学年ならではのカリキュラムに取り組んでいます。
「研究論文」は、自分の興味・関心のあるテーマを掘り下げて調べ、文章にまとめ、発表する、
専攻科の集大成ともいうべき課題です。
娘も紆余曲折(?)を経て、春には一つのテーマを決め、以来、インターネットを使って調べたり、アンケートをとったり、
章立てをしてまとめたり……と、パソコンとにらめっこをする日々を続けています。
振り返れば、本科1年の頃には行事のたびに名駅の集合に付き添い、キャンプやスキーもほぼ親がかりで準備し……、
5年の月日をかけてゆっくりゆっくり、独り立ちの道を歩んできました。
そんな娘も、この研究論文は、先生方にアドバイスをいただきながら、
友人たちと励まし合いながら、全く親を頼ることなく進めています。
放課後、遅くまで取り組む日もあり、「研究論文で遅くなりました。今から帰ります」という
メールまで送ってくるようになり、親としては、いつのまにやら……と、静かに成長を喜んでいます。
晴れの舞台である研究論文発表会で、その研究成果が聴けることを楽しみにしていますが、
これまた、状況によっては、例年通り、とはいかないかもしれません。
まあ、それはそれで、この時代を生き抜く方策とたくましさを身につけつつ、
前に進んでいってほしい、と願っています。