


昼間の二月堂 と
二月の修二会の始まりを告げる大鐘です(下)
お松明の火は入堂されるお坊様の足元を照らした後
この二月堂の舞台から火の粉が舞い落ちます





姉の旅の目的の2つ目は
素朴な茶粥が食べたい でした
PCで調べてみると レストランの茶粥のメニューには
副食が沢山ついていて 食べきれない雰囲気
「もったいない主義」に反します
あれこれ 見ている内に な~んだ
東大寺境内の茶屋「絵馬堂」に行き当たりました
この茶店は二月堂 下にあって
今年のお水取りの時に大福餅を買った所でした
ここにはタクシーで行くことができました
お米を炒ってほうじ茶で炊き上げた
香ばしい茶粥に 切り干し大根煮とお漬物の素朴さ
お店の人も柔らかな人当たりで 姉の喜ぶこと~~
¥550 というお値段は他には無かったお安さ!
午後は奈良町や駅前商店街を散策し
夕5時には三宮に帰ってきました



どこかで帽子を落としたと思っていた今回の旅
奈良町の買い物で おまけをしてもらって
得した気分で電車に乗って・・「あ、帽子!」でした
今朝、宿から電話で
「帽子 お忘れでは?、お送りします」
ヤッパリ得しましたよ~

満開の桜 と 大仏殿です

4月8日はお釈迦様の誕生日
大仏殿の前で 甘茶をかけてお参りしました
甘茶のふるまいがあります
大仏殿の中も沢山の花が供えられ
華やかな雰囲気でした


大仏殿前の参道は観光客が溢れていますが
少し離れて
手向山八幡宮の方に歩くと
桜の大木が美しい所に出ます
鹿ものんびり~~
今回は脚力が落ちてきた姉のお供です
ゆっくり、ゆっくり 興福寺から東大寺へ
花祭りを楽しみ、桜を愛で お弁当を食べ・・
夕方 は 宿で小休止
夜には新薬師寺 の 修二会にお参りしました
新薬師寺まではゆるい上り坂なので
姉のためには やっぱり タクシー

山門を入ると いつもは閉ざされている扉が開かれていて
国宝、薬師如来と十二神将が 灯明に浮かび上がっていました


”おたいまつ”は7時に鐘の音ではじまりました
おたいまつ の火は参詣者の目の前を通り
満開の桜と炎、入道されるお坊様の足元を照らし
私達にも火の粉が降りかかります
10本の大松明、最後は籠松明の大きな炎
その後、堂内では11人のお坊様による読経がはじまりました
最初ざわついていた堂内も参詣者が半減するにつれ
静かに声明を聴くことができました
薬師如来と十二神将にお参りして 姉も満足
猿沢の池近くの宿に帰ったのは9時過ぎでした
明日から奈良に行きます
姉が高齢と病気のせいで 歩くのが不自由になりつつあり
私との2人旅ならば 気ままがきくからと
歩ける間に行きたい所へ・・と奈良を指名してきました
明日はお釈迦様生誕の日で
大きなお寺では花祭りがあります
夜には以前にお参りして感動していた
新薬師寺の「修二会」の法要で声明を聴いてこようと思っています
姉の体調を考えて一泊します
のんびり旅になりそうです