河出文庫
1993年11月 初版発行
1997年12月 9刷発行
139頁
緑に深く埋もれた祖父の家で、ひとり療養する兄の夏織(かおる)
気怠い夏の空気の中、弟の柊一(しゅういち)は夏織の秘密の隠れ処を見つけ出そうと川を遡っていきます
またまた長野ワールドへ暫しの旅に出かけてきました
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」に登場する少年の名をタイトルに使っています
長野さんが文庫版のためのあとがきに
『誰にとっても自由であり、特定されることを拒む少年の名を、描くことのできない少年の代名詞として拝借した』と書いておられます
これだけでは何のことやら?ですよね
本書と「銀河鉄道の夜」を読んでみて内容を確認して頂ければ、と思います^^
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