2011年 日本
この世で一番大事なのは『粋』に生きること
失くしちゃいけないのは『義理人情』
それが主人公、原光子(仲里依紗)の生き方
妊娠9ヶ月にもかかわらずお腹の子供の父親に捨てられ無一文になってアパートを引き払う
光子が向かったのは15年前に住んでいた長屋
当時は元気いっぱいだった大家さん・清(稲川実代子)は寝たきりになっており、他に住んでいるのは食堂を経営する幼馴染の陽一(中村蒼)と彼の叔父の次郎(石橋凌)の二人だけだった
自分のことより他人を想う
お金や仕事や住居など、ステータスを失った時、人はどう生きるのか
光子の無鉄砲で風向き任せの行動は周囲の人間を巻き込み
やがて、風向きが変わってドーンと行くことになります
劇画調で現実には有り得ないだろう展開はさておき
光子の名言が続きます
ラストで光子が我が子に語りかける言葉に励まされる世のお母さんは結構多いのではないかしら
妊婦が主人公で弱っちい男性が多く登場するこの映画
女性に受けるかも?
光子の生き方が『粋』なのかどうかは観客が各自判断すれば良いでしょう
私の好む『粋』とは違いました
「福島」がラストの舞台です
震災の前に収録は終っていたそうですが、何か予見させるものがあったのでしょうか
仲里依紗さんを見ながら、竹内結子さんが思い出されて仕方ありませんでした
ブツブツと独り語るところなど似てません?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます