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おうち映画(日本)を5本

2021年06月27日 | 映画(国内)
「インスタント沼」
2009年
【Amazon Prime Video】

担当雑誌が休刊になり出版社を辞めた沈丁花ハナメ(麻生久美子)はジリ貧人生をやり直そうと思っていた矢先、自分の父親が沈丁花ノブロウなる見知らぬ男だと記された手紙を発見します
事実を確かめようと手紙の住所を訪ねると、そこには“電球”と名乗る骨董屋の店主(風間杜夫)がいました

訳の分からないストーリー展開に疑問を持たず、深く考えず楽しめばよい作品です
しかし、それなり内容はあって
価値のないものに価値を見出すことができたらいい
どんな小さいことでも楽しんでできたらいい
物事を肯定的にとらえることで人生上手くいく
電球と関わることで、意地の重さでじりじり沼に沈みつつあったハナメの人生に変化がもたらされるのです

麻生久美子さんのファッションを見ているだけでも楽しかったです
度々電球の元を訪れる若者役の加瀬亮さん
「静」のイメージが強い加瀬さんのぶっ飛んだ髪型には驚くと同時に新鮮でした

ハナメの好物、しおしおミロ
ミロ小さじ10杯に牛乳12㏄を混ぜたもの
濃いめのミロは好きですが挑戦するのは躊躇われる分量ですねぇ
          



「アオグラ AOGRA」
2006年
【Amazon Prime Video】

原作 川上健一「四月になれば彼女は」

1968年3月、青森県十和田市
高校を卒業し就職を翌日に控える沢木(内田朝陽)は、親友・伝法寺(橋爪遼)の駆け落ちを手伝うことに
しかし偶然出くわした駆け落ち相手の父親・熊夫(渡辺哲)が沢木の身体を見て力士にスカウト
勝手に沢木の就職を取り消し、有力者との会食をセッティングします
肘を故障し野球を諦めてからは何をやりたいのかもわからずただ流されてきた沢木でしたが、熊夫の暴走をきっかけに自分の将来について疑問を抱くようになるのでした
アメリカングラフィティ(アメグラ)をモチーフにした24時間の物語
恋も喧嘩も初体験も全部青春
そして若者は親の懐から旅立つのです
わずか24時間、されど24時間
原作と同じく、胸キュンとなりました
エンディングに流れるのはザ・フォーク・クルセダーズ「青年は荒野を目指す」
懐かし過ぎます←遠い目

本作に出演の若手俳優さんで今も活躍されているのは主演の内田朝陽さんくらいですかね
橋爪遼さんは橋爪功さんの息子さんですが覚醒剤取締法違反で逮捕されましたねぇ
          



「ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~」
2017年
【Amazon Prime Video】

一度食べればどんな味でも再現できる絶対味覚「麒麟の舌」を持ちながら、料理への情熱を失ってしまった天才料理人・佐々木充(二宮和也)
店を閉めた時に残った借金返済のため、求められればどこへでも出かけて客の希望する料理を作り高額な報酬を得ています
ある日、中国料理界の重鎮である楊清明(笈田ヨシ)という老人から、戦争中に満州国へ天皇を迎える為に作られ、その後行方不明になった幻のレシピを探して欲しいと依頼されます
わずかな手がかりを頼りにレシピを探す佐々木

日中戦争前の満州国にやってきた天皇の料理番・山形直太朗(西島秀俊)が陸軍からの依頼で満漢全席を超える112品目から構成される「大日本帝国食菜全席」を考案します
しかし、そのお披露目の直前、とある陰謀によってそのレシピはいずこかへと失われ、歴史の闇に消えてしまったのです
西島秀俊さんが素晴らしかったです
家族や仲間を思い遣り、料理人としてのプライドを失わず生きたその人生を目の当たりにすることで、佐々木は自らの料理人人生に足らなかったものに思い至るのでした

山形も麒麟の舌を持っているということで、佐々木との繋がりは想像できましたが、やはり最後のほうはもらい泣きしてしまいました
山形は天国から麒麟の舌を受け継ぐ料理人を見守っていることでしょう

主演は二宮君じゃなくて西島さんなのではないかしら?
          



「ちょっと今から仕事やめてくる」
2017年
【Netflix】

原作 北川恵海

仕事のノルマが厳しく精神的に追い詰められていた隆(工藤阿須賀)は駅のホームで意識を失い電車に跳ねられそうになったところを、ある青年に助けられます
幼馴染のヤマモト(福士蒼汰)と名乗るその青年に全く見覚えのない隆でしたが、彼との交流を通して徐々に明るさを取り戻し、仕事も順調に進むようになっていきます
しかし、発注ミスから客先を怒らせ、先輩(黒木華)に迷惑をかけてしまい、部長(吉田鋼一郎)から激しく叱責された隆は、再び追い詰められ“死”を考えるまでになっていました

職場で同僚たちの面前で罵倒され土下座してでも仕事を続けようとする隆
高校生の時、リストラにあって再就職出来ず母の実家に身を寄せた父を罵った過去があることから仕事をやめるという選択はあり得なかったようですが、それにしても辛過ぎます

故郷に戻って両親に会い、会社をやめてから知るヤマモトの真実
働くって何なのでしょうね
パワハラ、イジメ、日本特有のハラスメントを持つ会社は多いと思います
映画で描かれているほど酷くはありませんが、自分もこの目で見てきました

苦しむ社会人が皆、隆みたいに人生をやり直せたら良いのですが…

工藤阿須賀さん、私の中では低評価な役者さんで、下手さ加減がこの役に合っていたと思います
福士さんに引っ張られて頑張れたかな^^

ブラック黒木華さんと吉田綱一郎さん、怖かったです
          



「チェンライの娘」
2012年
【日本映画専門チャンネル】

別居中の妻から離婚を切り出された売れない役者のキンちゃん(川瀬陽太)は小銭稼ぎに参加した撮影でタイの魅力を力説するカメラマン(レイザーラモン)に感化され着の身着のままバンコクに降り立ちます
そこで知り合ったストリートガールのメイと楽しい一夜を過ごした後、メイの友人・フォンと共に彼女らの故郷、チェンライを目指すことになります
バンコクでの生活に嫌気がさしチェンライに戻ろうと考えたメイとフォンはキンちゃんのお金が狙いなのですが沖縄出身で生来の大らかな性格から全て「なんくるないさぁ」で乗り越えてしまうキンちゃんには2人を疑う気持ちなど毛頭ありません
キンちゃん、大丈夫かな?
心配ですが何とかするのかもしれませんね
自分には絶対に出来ないキンちゃんみたいな旅
少し羨ましくはありますが映画の中で一緒に旅をさせてもらったということでお終いにしておきます
          



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