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丸山正樹「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」

2023年01月16日 | ま行の作家


2015年8月 第1刷
2020年3月 第10刷
解説・三宮麻由子
304頁

昨年読んだ「龍の耳を君に デフ・ヴォイス」の前作

仕事と結婚に失敗した荒井尚人、43歳
今の恋人にも半ば心を閉ざしています
求職難に直面して止む無く唯一の技能である手話通訳の仕事を選択肢に入れたことから、長く封印していた自分が「コーダ」であるという事実が浮かび上がってきます
ろう者の法廷通訳を務めたことから広がる人間関係
ろう者に寄り添う手話通訳士の活躍を描く薄っぺらな物語ではなく、過去と繋がる殺人事件を軸に、耳が聴こえない人達を取り巻く状況が濃厚に描かれた人間ドラマでした

偶然ですが最近、「コーダ」を主人公にした映画やドラマを複数観ています
「ドライブ・マイ・カー」では韓国手話が出てきました
本作も映像化されそうな?
もし映像化するのであれば映画ではなく60分x10話ほどのドラマで『濃厚』にお願いしたいです


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2 コメント

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デフ・ヴォイス (todo23)
2023-01-16 15:25:30
デフ・ヴォイスシリーズはあと2作『慟哭は聴こえない』『わたしのいないテーブルで』。いずれも良いですよ。
ただ、丸山さんの他の作品は少しばらつきがあるような気がしますが。
返信する
todo23さん (こに)
2023-01-17 08:16:23
情報ありがとうございます。
早速( ..)φメモメモ。

>他の作品は少しばらつきがあるような気がしますが
では、まずデフ・ヴォイスシリーズを読んでから他作品にしますね。
返信する

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