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宮野入羅針「八事の町にもやさしい雪は降るのだ」

2025年02月14日 | ま行の作家


幻冬舎
2023年11月 第1刷発行
203頁

中学一年の冬、思いを寄せる幼馴染の杉浦沙耶伽を守るため、大きな罪を犯してしまった長瀬律
それから6年、人知れず罪の呵責を抱えたまま大学生になった彼の前に北海道へ引っ越していった沙耶伽が現れます
奇跡の再会をきっかけに封印していた恋心を呼び覚ます2人
しかし惹かれあう2人に衝撃的な結末が待ち受けます

宮野入さんは初耳の作家さん
舞台は名古屋市昭和区八事と北海道小樽市
八事が舞台とは珍しいと読んでみました
涙腺崩壊!とありましたけど、そこまではいきませんでした
八事の町の描写からすると登場人物たちと年齢が近いようで、町の風情の懐かしさが先に立ちました

律と沙耶伽の純愛物語に加わる同級生・高橋哲哉
登場の仕方にファンタジー要素がありそうで興味津々
彼と律との本物の男同士の友情、『ダチだろう』は痺れました

沙耶伽が資料を集め、律が完成させた『八事史』
実際にあったら読んでみたいです
ちなみに本書の参考文献として巻末に紹介されているのは
八事・杁中歴史研究会「八事・杁中歴史散歩」
図書館で探してきましょう


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