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おうち映画(日本)を5本

2020年09月10日 | 映画(国内)
「多十郎殉愛記」
2018年
【時代劇専門チャンネル】

幕末日本
親の借金から逃げて長州を脱藩した清川多十郎(高良健吾)は居酒屋・満つやの用心棒をしながらなんとか糊口をしのぐという無為な生活を送っていました
満つやを切り盛りするおとよ(多部未華子)は多十郎に好意を寄せているようです
ある日、多十郎が長州出身と聞いた京都見廻組が反目する新選組に目にもの見せようと全く根拠のない理由をつけて多十郎を襲撃します
やがて、おとよや国元から上洛してきた腹違いの弟・数馬(木村了)を巻き込む死闘へと発展していきます

高良健吾さんの色気にフラフラしそうでした
男性の太ももに色香を感じるのはそうそうあることではないと思います
目の保養になりましたわ(#^^#)
逆に多部未華子さんの色気より素朴さや明るさは良かったけれど期待したのとは少し違ったかな

見どころは終盤の効果音とBGMが素晴らしい殺陣シーンです
それまでの話が全部どうでもよくなりましたw
      





「ダイブ!! Dive!!」
2008年
【シネフィルWOWOW】

原作 森絵都

弱小ダイビングクラブのメンバーが飛び込みでオリンピック出場を目指す姿を描きます

所謂スポコンものに分類されるのでしょうか
林遣都さん、池松壮亮さん、池端淳平さん
今大活躍中の若手俳優さんが共演しています

優れた動体視力=ダイアモンドの瞳と柔軟性=二重関節を持った主人公(林遣都)が新しくやってきたコーチ(瀬戸朝香)に才能を見出され厳しい練習に耐え、飛び込み選手として精神的にも大きく成長していく姿を描きます
でも、まだ中学生で弟に彼女を取られて不貞腐れて練習をサボって引きこもってしまうなど可愛らしいところも

映画に出てくる“スワン”という、回転も捻りもない、ただ前に飛ぶだけの技を、一流選手、例えば本作にも出演されている今も現役の寺内健選手で“生”で見てみたいです
日本ガイシスポーツプラザで何かしら大会があったら行こうかしら♪

林遣都さん出演のスポーツものでは「バッテリー」「風が強く吹いている」を観ましたが、素晴らしい身体能力をお持ちですね
中学の修学旅行で上京した折にスカウトされたとか
スカウトした事務所の方に感謝申し上げます!
      




「人魚の眠る家」
2018年
【日本映画専門チャンネル】

原作 東野圭吾

別居中の播磨和昌(西島秀俊)と妻の薫子(篠原涼子)の5歳になる娘・瑞穂が祖母(松坂慶子)、従姉妹、弟と遊びに行ったプールで溺れ意識不明の状態に陥ってしまいます
医師からは回復の見込みがなく脳死状態と診断されます
このまま死を待つか、脳死判定を受け臓器提供を希望するか、悩んだ末に臓器提供を決意しますが、薫子が一瞬だけ瑞穂の手が動いたのを見て、それを撤回
和昌の会社が開発した最先端技術を駆使した延命治療が始まり瑞穂は眠ったまま成長していきます

次第に狂人めいた言動がみられるようになる薫子
大変な状況にあっても家族と距離を置く和昌
そんなある日、決定的な事件が起こります
篠原涼子さんを始め、子役たちの熱演が素晴らしかったです
『脳死は人の死なのか、脳死の人を殺したら殺人罪に問われるのか』
薫子の絶叫に瑞穂への深い愛情が感じられて思いっきり感情移入してしまいました

これまで自分の身近では起きていない脳死
保険証や運転免許証の裏に軽い気持ちでチェックを入れていましたが、日ごろから家族ともよく話し合っておかなければいけないと思いました
      



「溺れるナイフ」
2016年
【BSプレミアム】

原作 ジョージ朝倉(少女コミック)

東京から父親の故郷である海辺の町に引っ越してきた美少女・夏芽(小松菜奈)と地元一帯を取り仕切る神主一族の跡取り息子・コウ(菅田将暉)の10代特有のヒリヒリした青春の日々を描きます

中学生という設定にしては大人っぽいと思ったら原作はコミックとのこと
強く惹かれあう夏芽とコウが素敵な雰囲気で羨ましいくらい、と思っていたのですが、夏祭りの夜に夏芽に降りかかった事件から一転、万能感にあふれていたカッコ良いコウがただの無力な中学生だったことが露見し、いたたまれなくなったコウは夏芽に別れを告げます
高校へ進学しても夏芽はコウへの思いを持ち続けますがコウは不良仲間と遊び歩いて夏芽を避け続けます
無理して避けているのがみえみえでティーンエイジャーの恋心がとっても切なかったです
脇役の重岡大毅さんと上白石萌音さんも良かったです
特に重岡さんが夏芽に告白してフラれてしまいカラオケで吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」を熱唱するシーンが最高でした!

観てから時間が経てば経つほどじわじわ味が出てきます
菅田さん&小松さん出演の「糸」を観てからはこの作品がより光輝いてきました
      



「あかね雲」
2006年
【時代劇専門チャンネル】

原作 山本一力
原作を読んだのは8年ほど前で細かいところはほとんど忘れていました

京で豆腐作りの修行を積んだ永吉(内野聖陽)と江戸っ子のおふみ(中谷美紀)
江戸で出会った二人は深川の長屋に小さな豆腐店を開きます
永吉が作る京の豆腐は江戸の人々になかなか受け入れられませんでしたが気丈なおふみの努力の甲斐もあり店には固定客もつき繁盛、3人の子に恵まれ幸せな日々を送っていました

中谷さんの演じ分けが素晴らしかったです
可愛らしい娘時代、永吉と所帯を持ってから店を軌道に乗せるまで、長男の放蕩、永吉の急死、その後の災難
同じ人間でも状況によってこうも変われるものかと思うほどの違いを見事に演じてらっしゃいました

内野さん二役のやくざの親分・傳蔵が滅茶苦茶カッコ良かった!
悪徳商人(中村梅雀)と組んで情け容赦なく永吉の店を奪い取るのかと思いきや、見事な逆転劇
あかね色に染まった町を去っていく後ろ姿がまるで神さま仏さまのようでした

山本一力さんの描く江戸人情物を忠実に再現した映画で安心して観ていられました
      




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