読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

おうち映画(日本)を5本

2020年08月18日 | 映画(国内)
「きみの鳥はうたえる」
2018年
【日本映画専門チャンネル】

原作 佐藤泰志

函館郊外の書店で働く『僕』(柄本佑)、一緒に暮らす失業中の静雄(染谷将太)、『僕』の同僚・佐知子(石橋静河)
夜通し酒を飲み踊り笑い合う
男2人に女1人という微妙なバランスの中で成り立つ彼らのくだらなくて楽しい幸福な日々はいつも終わりの予感とともにありました
主人公には名前がありません
何者にもなれるけれど何者でもない男=『僕』
最終的に佐知子が『僕』ではなく静雄を選んだ理由はそこにありました
青春という儚く不安定な時間は生涯で一番自由な時間なのに違いありません
しかし、いつの日か卒業しなければならないのです

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」で初めて観てからお気に入りの若手女優さんの一人になった石橋凌、原田美枝子さんの次女・石橋静河さんが良かったです
親の七光りなど関係なく素晴らしい女優さんに成長されるでしょう
      




「memo メモ」
2008年
【日本映画専門チャンネル】

両親と3人で暮らす高校生の繭子(韓英恵)は時間と場所に関係なくメモを取らずにはいられないという強迫性障害をもっています
ある日、彼女の家に長い間音信不通だった父の弟・純平(佐藤二朗)が現れます
実は純平も強迫性障害を持っており繭子の苦しみに理解を示してくれるのですが、自分自身の苦しみからは逃れられないでいました

純平や担当医師との会話で繭子が少しずつ落ち着いていく様子から明るいラストを予想していましたがそうではなく、シンと悲しみの残る作品でした

佐藤二朗さんご自身の強迫性障害の体験を基に脚本を書き初メガホンを取ったそうです
      




「ワイルドツアー」
2019年
【日本映画専門チャンネル】

山口情報芸術センター「YCAM」が実施する映画制作プロジェクト「YCAM Film Factory」によって制作された作品です
出演者はほぼ演技経験のない10代の中高生たち

「山口のDNA図鑑」というワークショップに進行役として参加している大学一年生の中園うめ
このワークショップでは参加者が自分たちの暮らす街を歩き回り、どんな植物が生えているのかを調べていき採取した植物からDNAを抽出し図鑑を作成します
うめは中学三年生のタケとシュンとともに「新しい種」を求めて近くの森を探索します
イマドキのごく普通の若者の言動がとても新鮮でした
成就しない恋も織り込まれていてドキドキしたりして^^

このワークショップ、参加してみたいです!
      



「純平、考え直せ」
2018年
【日本映画専門チャンネル】


新宿歌舞伎町を舞台に鉄砲玉になることを命じられたチンピラ・純平(野村周平)と偶然出会った不動産会社に勤める加奈(柳ゆり奈)との3日間を描きます
原作は良い印象は持ちませんでした
ケータイを通したSNSの世界がつまらなかった記憶があります
そこは文字より本作のように映像で描いた方が分かりやすいですね
巷の評価は低いですが面白かったです
柳ゆり奈ちゃんがすごく可愛かった♪
      



「ここは退屈むかえに来て」
2018年
【日本映画専門チャンネル】


地方に暮らす女性たちの心情を描いた原作が全くつまらなくて二度と近づくものかと思っていた山内マリコさん
橋本愛さん、門脇麦さん、岸井ゆきのさんと好きな女優さんばかりが出演されているので観てみました
東京で就職するも10年が過ぎ何となく地元に帰ってきた27歳の「私」(橋本愛)
実家で暮らしながらタウン誌に記事を書く仕事をしています
そんなある日、高校時代の仲間と久しぶりに会った勢いで当時皆の憧れだった椎名君(成田凌)に会いにいくことになります
出演者が贅沢な割に中身のない映画としか思えませんでした
登場人物と同世代の方々、または似た経験をされた方々には感情移入できる作品でしょうか
成田凌さんは、昔は輝いていたのに今は妻(岸井ゆきの)に「つまらない男」と言われる何だかなぁ男がはまり役でした
      








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« あさのあつこ「薫風ただなか」 | トップ | TVドラマ・石つぶて~外交機密... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(国内)」カテゴリの最新記事