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おうち映画(海外)・ドリームプラン/ヒトラーの死体を奪え!/クロスロード

2024年06月30日 | 映画(海外)
「ドリームプラン」
原題 KING RICHARD
2021年 アメリカ
【ムービープラス】

世界最強のテニスプレーヤーと称されるビーナス・ウィリアムズ、セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育て上げた父親、リチャード・ウィリアムズの実話を基に描いたドラマです

リチャードを演じるのはウィル・スミス
美談でもなく、スポーツものの感動もなく
リチャードの信念とそれに従った姉妹、家族の物語?
リチャードの実態を知れば知るほど映画との落差が激しく一体何が描きたかったのか分からなかったです
ウィル・スミス=良き父親のイメージが邪魔をした感もありますね
邦題は根本から違います
原題に納得
     





「ヒトラーの死体を奪え!」
原題 BURIAL
2022年 イギリス
【ムービープラス】

もしもアドルフ・ヒトラーの死体が燃やされていなかったら?という歴史のIFをテーマに描いた戦争アクション

1945年、陥落後のベルリン
ソ連軍の情報士官ブラナ・ブロスカや中尉(シャルロッテ・ベガ)らはスターリンから極秘指令を受け、ある木箱をモスクワまで運ぶ任務に就きます
その木箱には焼却されたはずのヒトラーの死体が入っていました
トラックでポーランドの森林地帯を抜けて東を目指すブラナたちですが、ナチスの残党に襲撃され死体を奪われてしまいます

映画は、1991年ロンドンに暮らす老女の家に侵入してきた男が、元ソ連通訳である彼女の秘密を知っていると告げるところから始まります
この老女がカッコよくて侵入者を縛り上げてしまうのです
で、老女=ブラナによって1945年の出来事が語られていきます
これは面白そう、と大いに期待したのですが、ヒトラーの死体を巡る攻防はただの殺し合いに過ぎず…
ラストは再び1991年のブラナの部屋
伏線の回収があるにはあるけれど膝を打つような、というほどでもなく残念な作品でした
     





「クロスロード」
原題 CROSS ROAD
1986年 アメリカ
【Netflix】

ブルース・ギタリストを目指す青年ユージン(ラルフ・マチオ)は伝説のギタリスト、ロバート・ジョンソンの幻の曲を見つけ出そうとしていました
ロバートのバンドメイトだったウィリー・ブラウン(ジョー・セネカ)に出会ったユージンはミシシッピーのクロスロードへ連れていって欲しいと頼まれます
そこは自らの魂と引き換えに富と名声を得ることができる悪魔との契約の場でした
旅の途中でダンサーを目指す少女・フランセス(ジェイミー・ガーツ)と出会い、共に旅を続けます
ユージンとフランセスは惹かれ合いますが、フランセスは自分の夢の実現のため去っていきます
ユージンはかつてウィリーが悪魔と交わした契約を無かったものにするため悪魔の手先であるジャックというギタリストと対決します
このギター対決はブルースギターに興味のない私にもなかなかに見応え、聴き応えがあり力が入りました
ユージンが悪魔の存在を信じていないところが面白かったです
私も、悪魔に魂を売ったのはウィリーの思い込みに過ぎず、実力で名声を得たのだろうと考えていましたけど、実在したのですねー、ビックリ!
始めのうちは世間知らず、怖いもの知らずの坊ちゃんにしか見えなかったユージンが、終盤は自分のやりたいことに向かって突き進む強さと逞しさを得て頼もしくなりました
ユージンは一流のギタリストになれたのかしら
ウィリーは穏やかに暮らせたのかしら
フランセスはダンサーになる夢を叶えたのかしら
優しい余韻の残る作品でした

20世紀終わり頃のアメリカ映画は掘り出し物が多くて面白いです
     


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