1993年5月に集英社文庫として刊行された『オヤジとわたし』を復刊したもの
PHP文庫
2016年6月 第1版 第1刷
解説・加藤康雄
304頁
今、空前の角栄ブームだとか
個性的なキャラクターのせいか物真似をする人も多いですね
著者は田中角栄の秘書を23年間務めた方ですので、角栄を悪く書くことはありません
そこは大目にみても角栄さんが大変魅力的な人物であったことだけは確かです
●左翼の季節は終わった
●なぜ小学校卒で総理大臣になれたか
●秀才官僚がなぜオヤジに心服したか
●裁判にも終始一貫、背筋をのばして
●憲政史上最大の人脈は、こうして出来た
●政治は国民生活の片隅にあるのがいい
●白か黒かでなく、心理は中間にあり
角栄さんのイメージは
日本列島改造計画
地元への貢献
ロッキード事件
くらいしか持っていませんでしたが
人間・角栄が総理大臣に登りつめ、そして転落に至るまでの日々
目の前に見えるようでした
よくよくご存知の方々には当たり前の事かと思いますが
無知なワタクシには
NHKスペシャル「未解決事件」で知ったロッキード事件に関するあれこれ
驚きの連続でした
余談ですがNHKBS1スペシャル「伝説の晩餐会へようこそ」で取り上げられたソヴィエト(ロシア)との北方領土問題についの諸々も知らなかったことばかりです
素人が怪しい情報に踊らされる危険性もよくよくわかりました
そうそう、真紀子姫についてもほんの数行触れられています
飛ぶ鳥を落とす勢いだった真紀子姫ですが、苦労を知らず育ち他人への情を持たないのでは自分が落ちていくのは当然のことでしょうか
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