「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体」
原題 OPERATION MINCEMEAT
2022年 イギリス
【ムービープラス】
第二次大戦下、1943年
劣勢を強いられるイギリス軍はイタリア・シチリアの攻略を目指しますがシチリア沿岸はドイツ軍の防備に固められていました
英国諜報部(M15)は状況を打開するため、驚くべき奇策をチャーチル首相に提案
「オペレーション・ミンスミート」と命名されたその作戦は、イギリス軍がギリシャ上陸を計画しているという偽造文書を持たせた死体を地中海に流し、ヒトラーを騙し討ちにするというものでした
作戦はヨーロッパ各国の2重3重スパイたちを巻き込み壮大な騙し合いへと発展していきます
ストーリーは淡々と進んでいき、それほどの緊張感はありませんでした
ただ、「「死体」に人生を与えて準備を進めていくところが面白かったのと、人の心の動きを上手く描いていたのが良かったです
主人公のユーエン・モンタギュー役のコリン・ファース観たさに鑑賞
作戦室の仲間との恋愛は無くても良かったのではないでしょうか
それより「死体」に使われた男性の姉がその後どうなったか気になりました
エンドロールで、後年になって、ユーエン・モンタギューの墓石に作戦の追記がされたと紹介されます
それまでは大っぴらにされていなかった作戦なのでしょうか
実話というのに驚き
困り果てると人間、何を考え出すやら、ですね
肝心のコリン・ファース
期待したほどではありませんでしたが、彼のイギリス英語を聞けただけでも満足です
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