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おうち映画(日本)・恋する寄生虫/決戦は日曜日/散歩する植物

2023年08月17日 | 映画(国内)

「恋する寄生虫」
2021年
【Netflix】

原作 三秋縋

極度の潔癖症から誰とも人間関係を築くことができず孤独に生きる青年・高坂賢吾(林遣都)は、視線恐怖症で不登校の女子高生・佐薙ひじり(小松菜奈)の面倒をみることになります
佐薙の態度に閉口する高坂でしたが、その言動や行動が自分の弱さを隠すためだと気づき、次第に共感を抱くようになります
2人はクリスマスに手を繋いで歩くことを目標にリハビリをスタートさせ、次第に惹かれあい恋に落ちていきますが…

社会不適応者の7割の脳内に寄生虫が棲みついていて“恋”という感情は虫によって引き起こされる、というSF的な設定は目新しかったのですが、コロナ禍を経験した後では、高坂の潔癖症がそれほど特異なものに見えなかったのが残念
欠落感を抱えた男女の純愛もの
期待せずに鑑賞したのが良かったのか、悪くない印象でした

小松菜奈さんの食べっぷりの良さはいつもと同じ
美しい人が大きな口を開けてパクパク食べるのは観ていて気持ちが良いです
     




「決戦は日曜日」
2022年
【チャンネルNECO】

とある地方都市
地域に強い地盤を持つ衆議院議員・川島昌平の事務所で私設秘書として働く谷村勉(窪田正孝)は川島のサポートに徹する仕事に満足していました
ところが、衆議院解散のタイミングで川島が病に倒れてしまい、急遽出馬することになったのは川島の娘・有美(宮沢りえ)でした
世間知らずで自由奔放ながら熱意だけはある有美に振り回されながら彼女を当選させるべく奔走する谷村でした

今の日本の驚くような政治世界の仕組みが、コミカルに、シニカルに描かれます
川島有美のイメージカラーは『赤』
上から下まで全て『赤』です
当初は派手さだけで嫌味っぽく見える赤が徐々に馴染んでくるから不思議
美しい人は何を着ても素敵ですね♪

宮沢りえさんと窪田正孝さんのコンビ、最強です

若い人にこそ観て欲しいかな
少しでも政治について考えるきっかけになったら良いと思いました
     




「散歩する植物」
2019年
【日本映画専門チャンネル】

コンビニで夜勤をする奏子は人間として生きることのダルさに耐えられず、植物になりたいと願っています
ある日、植物園で画を描いている少年・航と出会います
植物ごっこをする奏子と鉢植えの木をイヌと呼んで散歩させる航
2人には奇妙な絆が芽生えていき、やがて航には根っこが生えてきます

奇妙な映画です
けれど、感覚的にするりと入ってくる不思議な作品でした
人の世話を受けない野生の植物でも、それなり自然の摂理に従って気持ちのいい一生を送っているのでしょうねぇ
     

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