読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

おうち映画(日本)・弥生、三月 -君を愛した30年-/誘拐ラプソディー/二重生活

2022年04月26日 | 映画(国内)
「弥生、三月 -君を愛した30年-」
2020年
【日本映画専門チャンネル】

1986年3月1日
同じ高校に通う弥生(波瑠)と太郎(成田凌)は互いに惹かれあいながらも親友・サクラ(杉咲花)を病気で亡くしたことから思いを伝えることができないまま卒業
それぞれ結婚し、家庭を持ち、別々の人生を歩んでいきます
しかし、離婚、大震災、配偶者の死など厳しい現実を前に人生のどん底を味わう中、30年の時を越えてサクラからのメッセージが届きます
出会いからの30年間を3月の出来事だけで紡ぐ恋愛ドラマ
覚悟のない男・太郎は成田凌さんのハマリ役
常に前向き、強い女性のイメージだった弥生が実はそうではなかった…
やつれ切った表情を見せる波瑠さんはこれまで観たことがなかったので意外
メイクさんの腕もあるでしょうが全体の雰囲気が上手いと思いました

何度か登場するバスを追いかけるシーンが効果的です
太郎が追いかける時、弥生は気づかない
弥生が追いかける時には太郎は気づく
太郎の台詞だったか『人生はつくづくタイミングだ』ですね

もどかしい思いで2人を見つめ続けました
30年は長かったけれど2人には必要な月日だったのかもしれません

太郎の母親役・黒木瞳さんをはじめ、脇のベテラン俳優さんたちが皆さん良かったです
     



「誘拐ラプソディー」
2009年
【GYAO!】

原作 荻原浩

読書メーターの共読本からGYAO!で配信中と知り急ぎ鑑賞
映画化されているとは知りませんでした

前科と借金しかない男・秀吉(高橋克典)は人生に絶望し、満開の桜の下、自殺を図りますが失敗
彼の前に金持ちの息子で家出中の伝助(林遼威)が現れます
秀吉は人生最後の逆転を賭け、伝助を誘拐、身代金5000万円を要求します
ところが、伝助の父親(哀川翔)の事業というのが実は暴力団で…
刑事(船越英一郎)も巻き込み身代金争奪戦が始まります

子役の林遼威君がすごく良かったです
でも、現在は活動されていないようで残念
高橋克典さんはハードな役より、本作のようなちょっと抜けてて、心根の優しい人の役が好きです

冒頭から原作通りで嬉しかったです
文庫本の表紙カバーのシーンもあったし、高橋克典さん、林遼威君、哀川翔さん、YOUさん、他
原作ありきで鑑賞したので100%満足でした
     




「二重生活」
2016年
【日本映画専門チャンネル】

原作 小池真理子

大学院の哲学科修士課程に在籍する珠(門脇麦)
担当教授・篠原(リリー・フランキー)の薦めで修士論文用に、ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する「哲学的尾行」を実践することになり、たまたま目にした近所に住む石坂(長谷川博己)の尾行を始めます

尾行と論文に夢中になるあまり同居中の恋人・卓也(菅田将暉)ともうまくいかなくなり彼は部屋を出ていきます

素人の尾行ですからバレるのは当たり前のことで、石坂に咎められた珠は今度は対象を篠原教授に変更
寝食も忘れ論文を仕上げ、教授からは高得点をもらいます
当然ながら教授も尾行に気づいているのです…

珠、教授、石坂、それぞれの二重生活に“哲学”というパウダーをかけて描いたものかしら
哲学という学問はサッパリ分かりませんが感覚で観ればよいのかな

生い立ちが影響しているのか心の中が空っぽで自己確立が出来ていない珠
本当に彼女を大切に思っていてくれた人を見失ってしまうなんてね

尾行より、珠の暮らすアパートのゴミ置き場に設置された防犯カメラと管理人さん(烏丸せつこ)のほうがよほど怖かったです

チラッとですが岸井ゆきのちゃんが出ていて嬉しかった♪
      



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« おうち映画(海外)・ある画... | トップ | 東野圭吾「さまよう刃」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
二重生活 (小米花)
2022-11-06 16:20:39
哲学的概念?を映像にするには少々難しかったのかもしれないですね。
主役を女優から男優にして菅田くん主演にすれば、
原作に近い作品になったのかも、と思ったりしました。菅田くんに肩入れし過ぎかもしれないですけど。
返信する
小米花さん (こに)
2022-11-07 12:04:26
教授が自殺してしまうってのも何だか…。
哲学は難しいです。
私なんて一から十まで論理が破綻していると言われそう。
菅田さん主演で観てみたいですね。
こうしてみると菅田さんの出演作(ほぼ主演)が多くて驚いています。
返信する

コメントを投稿

映画(国内)」カテゴリの最新記事