「トランボ ハリウッドに嫌われた男」
原題 Trumbo
2015年 アメリカ
【NHK BS】
「ローマの休日」など数々の名作を生んだ希代の脚本家ダルトン・トランボの波乱万丈な人生を描く伝記ドラマ
脚本家トランボ(ブライアン・クランストン)はハリウッド黄金期に第一線で活躍していましたが、冷戦の影響による赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒んだために投獄されてしまいます
釈放された後もハリウッドでの居場所を失ったトランボは偽名を使用して「ローマの休日」などの名作を世に送り出し、アカデミー賞を2度も受賞
逆境に立たされながらも信念を持って生きたトランボの映画への熱い思いと、そんな彼を支え続けた家族や映画関係者らの真実を描き出します
アメリカの赤狩りは2001年公開の「マジェスティック」で初めて知りました
本作は実在の脚本家を描いていて現実的、生々しい抗争が描かれます
トランボと対立する保守派の代表として登場するのがジョン・ウエインとヘッダ・ホッパー(ヘレン・ミレン)
保守派とは知っていましたが、ここまでだったとは…
トランボ本人と共に描かれるのが家族の強い絆と揺らぎのない信頼関係です
願わくは、長女・ニコラ(エル・ファニング)の迷いや葛藤をもっと描いて欲しかったかな
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