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おうち映画(日本)・前田建設ファンタジー営業部/パレード/いつか読書する日

2023年01月03日 | 映画(国内)
「前田建設ファンタジー営業部」
2020年
【日本映画専門チャンネル】

ダム、トンネルなどの巨大プロジェクトに携わってきた前田建設工業株式会社が、アニメやゲームに登場する建造物を実際に作ったらどうなるか、を本格的に検証するWEBコンテンツ「前田建設ファンタジー営業部」の実写映画化

バブル崩壊後の建設業界
前田建設の広報グループ長は、アニメ・マジンガーZの出撃シーンに登場する地下格納庫を現状の技術を材料で建設したらどうなるのか、を検証するWEB連載を提案します
広報グループの若手社員・土井(高杉真宙)は嫌々ながらもプロジェクトに携わるうち、架空のものに対してどこまでも真剣に向き合う社内外の技術者たちの姿を目の当たりにし、意味のないことだと思っていた業務に本気で取り組むようになります

ファンタジー営業部のリーダー(小木博明)や別所(上地雄輔)の熱意以上に土井が惹かれたのは巨大ダム建設エキスパートである不破(六角精児)
土井と同じくやる気のなかった江本(岸井ゆきの)もトンネル掘削オタクの山田(町田啓太)の熱さに業務にのめり込んでいきます

「マジンガーZ『愛』」がよく分からず前半は暑苦しいだけでイマイチだったのが不破や山田、各ジャンルの専門家が登場してからの熱すぎる「建設『愛』」に後半は面白く、あっという間のラスト

終盤の現実とアニメの混合が絶妙ですっかり騙されたワタクシ
十分に楽しく観させて頂きました

日本、世界の巨大建造物がどのように作り上げられていくのか、知ることが出来たのはほんの一部に過ぎませんが、それだけでも感動もの
ゼネコン=悪のイメージが少し薄らぎました(笑)

是非とも、第二弾の制作をお願いしたいです

主役は演技力ゼロの高杉真宙じゃなくしてね…

     




「パレード」
2010年
【WOWOWプラス】

原作 吉田修一

都会の片隅でルームシェアをする、健康オタクの会社員・直輝(藤原竜也)、自称イラストレーターの未来(香理奈)、恋愛依存症の琴美(貫地谷しほり)、大学生の良介(小出恵介)の4人の部屋に、男娼をしている謎の少年・サトル(林遣都)が転がり込んできます
時を同じくして町では若い女性が暴行される事件が多発していました

危うげながらほどよい距離感を保ちつつ暮らしていた4人に1人が加わったことでそれぞれの立場、関係性に微妙な変化が起きて…
取り留めのない物語が淡々と続くのかと思いきやラストに待っている驚愕の真実
都会的なBGMがよく合っているし4人+1人のキャスティングが成功しています

原作で復習しましたけど感想はほぼ同じ
怖い映画でした~
     





「いつか読書する日」
2005年
【日本映画専門チャンネル】

ひとりの男性を30年以上にわたって思い続ける女性の恋を描いたラブストーリー

朝は牛乳配達、昼はスーパーで働く50歳の独身女性・大葉美奈子(田中裕子)
毎夜の読書を楽しみに単調ながら穏やかな毎日を過ごしています
一方、同じ町の市役所の児童課に勤める高梨槐多(岸辺一徳)は末期がんで余命僅かの妻・容子(仁科亜紀子)を自宅で看病しています
実は美奈子と槐多は高校時代に交際していたのですが、ある事情から疎遠になったのでした
それから30年、ふたりは互いへの思いをずっと胸の奥に閉じ込めてきましたが、ふとしたことで容子がその事実を知り、美奈子に自分が死んだ後、槐多と一緒になって欲しいと伝えます
容子亡き後、互いの思いをぶつけ合い美奈子の部屋で夜を共にする2人
しかし長すぎた恋は、あまりにあっけなく終わりを迎えます
田中裕子さんの全てを受け容れサバサバとした表情と明るめのBGMも相まって、お涙頂戴&ドロドロした雰囲気は皆無、不思議とスッキリ爽快感溢れたラストで、過去の記憶に囚われながらも今を誠実に一生懸命生きている人の真の強さを教えられました

本作の出来は、田中裕子、岸辺一徳、仁科亜希子、3人の演技力に負うところが大きかったと思います
皆さん、どのような話し合いをして役作りをしていったのか、興味があります
     


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつか読書する日 (四代目桶屋金之助)
2023-01-03 09:37:01
おめでとうございます。
いつも映画情報を楽しく読ませていただいております。
今日紹介の「いつか読書する日」
好きな映画の1本でDVDに録画してあります。
読んでいて久しぶりに観たくなりました。

今年も素敵な映画情報を楽しみにしてます。
よろしくお願いします。
返信する
えっ、映画化?! (narkejp)
2023-01-03 12:49:12
前田建設の映画って、この話ですよね!
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/49ba815a19fd217b58c4de4ae7173c5b
これを映画にしたのか。すごいなあ。驚きです。
返信する
四代目桶屋金之助さん (こに)
2023-01-03 15:34:31
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

「いつか読書する日」
全く知らない作品で、読書+田中裕子で興味惹かれて鑑賞しました。
秀作ですね。田中さん主演作に外れはないです。
返信する
narkejpさん (こに)
2023-01-03 15:38:07
そうなんですよ!
学生時代、土木コンサルタント会社でアルバイトをしていたことがあって、特にトンネル掘削の残土保管や処理の件は身近に感じてしまいました。

でも、映画そのものの出来はどうかな???
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