2013年 日本
原作 青来有一
宮駿監督「風立ちぬ」と同じ日に公開では
こういう地味な映画に観客は集まりませんね
7/20、館内わずか14人でした
初めて読んだ青来さんの作品が谷崎潤一郎賞・伊藤整賞を受賞した「爆心」
その短篇集の中の「鳥」「貝」をアレンジしたふたつの家族の物語です
長崎、2011年夏
突然の病で5歳の娘を亡くして1年になる高森砂織(稲森いずみ)
一見、新聞記者の夫・博好(杉本哲太)と穏便な生活を送っているように見えるのだが心のうちに抱える悲しみに潰されそうになっている
被爆者の砂織の両親(石橋蓮司・宮下順子)
被爆二世の砂織と妹・美穂子(池脇千鶴)
300年続く高森家、キリシタン弾圧にも耐え、原爆という悲劇を乗り越えてきた彼らを容赦なく襲う愛する者との突然の死別
一方、両親(佐野史郎・渡辺美奈代)と平凡で幸福な日々を送っている大学生の門田清水(北乃きい)
母親と口喧嘩をして家を出た日の夜、恋人と会っている時間に母親が心臓発作で突然死してしまう
母親からの最後の電話に出なかった清水は、後悔に苦しみ結局恋人とも別れることに
そんな清水を不器用に見守る幼馴染の勇一(柳楽優弥)
市役所に勤める父は「今日も原爆で亡くなったと思われるご遺骨が見つかった、突然生を奪われた人がいるのは現実だけれど、生き残った者は明日をみて生き続けていけばいいのだ」と清水を励ましますが彼女の苦しみは消えません
当たり前のように来ると思っている「明日」
しかし、明日が来ることを約束するものは何もなく、もしかしたら今日が最後の一日なのかもしれないという現実
そんな中で「信じる心」があれば人はまた生きていけるというメッセージが静かに伝わってきます
透明感のある稲森さん、砂織役にぴったりでした
北乃さん、スレンダー過ぎる若手女優さんが多い中、なかなかにがっちりした体格が好ましいと思いました
他の池脇さん、柳楽さんなど脇役の方々も役に嵌まっていたのではないでしょうか
全編に流れる小木曽真さんのピアノも良かったです♪
僕も読者登録させていただきました。
勝手にブックマークもさせて
もらいました。すみません。
ただ僕も愛知の出身なので
愛知の方と聞くと親しみが沸きます。
転勤族なので地方ネタも多いですが
帰ったら地元ネタ書きますので
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地元でしか通じない話題もありますものね。
タケヤさんの地元ネタ、楽しみにしています♪