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今野真二「日本語のミッシング・リンク 江戸と明治の連続・不連続」

2014年06月07日 | 教養・学習本

 

新潮選書
2014年3月 発行
303頁

 

 

今現在使われている日本語、辞書、言葉の意味
ずっと以前からこんな風だった、と思っている方も多いことでしょう
ところが、違うのですね~

 

その中でも江戸期~明治期
文法に大きな違いはありませんが単語、その意味、用法など大きな変化があったのです

 

本書で初めて知って驚いたのは『辞書』の変化です
国語辞典は勿論、英和辞典も興味深いです

 

専門的な説明もありますのでやや難しい内容ではありますが
自分が使っている日本語が元々はどんな言葉だったのか、それが明治期にどのように変化したのか
興味のある方には是非お薦めの一冊です

 

序章  江戸の教育における漢語・漢字
第一章 明治初期-漢洋兼才の人々
第二章 通俗と訓蒙-漢文脈からの離脱
第三章 仮名専用論者がつくった近代国語辞書
第四章 洗練されていく英和辞書
第五章 言文一致-今、ここのことば
終章  森鴎外と夏目漱石

 

 

外国語を学ぶ前に日本語でしょ!
アイデンティティを大事にしましょう!

 

 


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