読書と映画とガーデニング

読書&映画&ガーデニング&落語&野球などなど、毎日アクティブに楽しく暮らしたいですね!

伊坂幸太郎「夜の国のクーパー」

2012年10月21日 | あ行の作家

 

東京創元社

2012年5月 初版

404頁

 

 

猫と戦争、そして何より、世界の秘密についてのおはなし

 

とある小さな国の物語

情報操作により何も知らされていなかった国民

真実を知った者たちが蜂起し、本当の国づくりを目指そうとする

その中で登場人物(登場猫?登場鼠?)たちが考えたり、会話したりすることは、今私たちの暮らす社会にそのまま当てはまることばかりです

ファンタジーの中に多くのメッセージがこめられています

 

帰ろう、自分の生まれた国に、場所に

みなで、帰るか

 

ガリバー旅行記みたく、仙台の港から漂流してきた男性は無事家に帰れたのかな

気になるところではありますが、この人はどうなった、ここに在るのは必然か、とかは脇に置いておいて読んだほうが楽しめるでしょう

 

 

猫がいつもと違う雰囲気で「ニャ~ニャ~」鳴き続けたら、それはあなたへのメッセージなのかもしれません

そのメッセージを捉える力があれば、諸々の違いを乗り越えて協同していけるのかも?

 

 

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 三浦しをん「きみはポラリス」 | トップ | 山本一力「八つ花ごよみ」 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (けん)
2012-10-23 09:51:14
TBさせていただきました。
またよろしくです♪
返信する
けんさん (こに)
2012-10-24 15:49:03
トラバ&コメントありがとうございました。
こちらこそ宜しくお願いします。
返信する

コメントを投稿

あ行の作家」カテゴリの最新記事