東京創元社
2012年5月 初版
404頁
猫と戦争、そして何より、世界の秘密についてのおはなし
とある小さな国の物語
情報操作により何も知らされていなかった国民
真実を知った者たちが蜂起し、本当の国づくりを目指そうとする
その中で登場人物(登場猫?登場鼠?)たちが考えたり、会話したりすることは、今私たちの暮らす社会にそのまま当てはまることばかりです
ファンタジーの中に多くのメッセージがこめられています
帰ろう、自分の生まれた国に、場所に
みなで、帰るか
ガリバー旅行記みたく、仙台の港から漂流してきた男性は無事家に帰れたのかな
気になるところではありますが、この人はどうなった、ここに在るのは必然か、とかは脇に置いておいて読んだほうが楽しめるでしょう
猫がいつもと違う雰囲気で「ニャ~ニャ~」鳴き続けたら、それはあなたへのメッセージなのかもしれません
そのメッセージを捉える力があれば、諸々の違いを乗り越えて協同していけるのかも?
またよろしくです♪
こちらこそ宜しくお願いします。