新潮文庫
2012年5月 発行
解説・細谷正充
286頁
山本一力さん初読です
なので、まずは軽めの短編集から
『花』が物語に関わる八つの物語
主人公は何れも老年か熟年世代
妻が認知症になったり、介護が必要になったりした夫の献身と厳しい現実の中でも切れることの無い夫婦の強い絆
江戸の市井に生きる職人の人生と夫婦愛
殆ど儲けのない愚直な商売をしている老人の恋の顛末
瀬戸内から江戸に出てきた女性の半生
などなど
どれもいい話でした
「路ばたのききょう」
「海辺橋の女郎花」
「京橋の小梅」
「西應寺の桜」
「佃町の菖蒲」
「砂村の尾花」
「御船橋の紅花」
「仲町のひいらぎ」
次はガッツリ長編に挑戦してみましょうか
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