「百円の恋」
2014年
定職にもつかず家業の弁当屋を手伝うこともなく、毎日をダラダラと過ごす独身女性・いちこ(安藤サクラ)32歳
一人のボクサーとの出会いをきっかけに自らもボクシングを始めたことで、彼女の人生に大きな変化が訪れます
安藤サクラさん、スゴイ女優さんですね
自堕落な姿も、野生動物のような精悍な姿も、お見事です
ラストでやっぱり恋愛映画だったことがわかりました
でも、恋人役の新井浩文さん、ホント脇役でした
百円の恋、長続きするといいな♪
「父と暮せば」
2004年
1948年、広島
原爆で父や友人を失い、ひとり生き残った罪悪感に苛まれる娘(宮沢りえ)の前に現れたのは、死んだはずの父(原田芳雄)
殆どが二人の会話劇です
何気ない日常会話に始まり、徐々に戦争や原爆の悲劇に迫っていく二人の姿に目が離せませんでした
「もういちど」
2014年
林家たい平さん企画&主演
とある長屋に引っ越してきた男
元噺家らしいのですが近所付き合いもせず何かワケアリの様子
やぶいりで帰ってきた隣家の一人息子が弟子入りさせて欲しいとやってきます
最初は強硬に断り続ける元噺家でしたが、熱意にほだされ落語を教えることになり、その過程を通じて噺家自身も自分の過去に向き合えるようになるのでした
隣家の一人息子が奉公先の旦那さんや両親の前で噺を披露するラストはちょっと感動
「やぶいり」「猫の皿」「子ほめ」「初天神」「時そば」などなど
落語ネタ満載、こちらも楽しめます
「ピンポン」
2002年
井浦新&窪塚洋介
少年の頃から卓球を通じて友人同士の二人
クドカンワールドを楽しめる映画です
卓球っていいな、スポーツっていいな、男の友情っていいな
主役の二人の少し斜に構えたような暑苦しくなり過ぎない演技が最高でした
周囲を固める夏木マリさんや竹中直人さんも良かったです
「半落ち」
2004年
横山秀夫さんの原作は未読です
妻殺しで自首してきた元刑事(寺尾聡)
彼が妻を殺した日から自首してくるまでの空白の二日間を追います
警察vs検察の話では終わらない
この世で一番大切なものは何か
人は誰のために生きているのか
書類仕事では片付けられない人の思いが強く伝わってきます
これは、とりあえず原作を読んでみましょう
そこで、また本作を観てみてじっくり味わいたいと思いました
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます