「白鳥」そしてバレエへの思い

バレエへの思い。。。

それはとても複雑。
ただただバレエが大好きだった子供の頃。
レッスンが大変で嫌になった事などほとんどなかった。
こんなに好きな事を仕事に出来るなんて、なんて幸せなんだろう、って思った。
まさかこんな風になれるなんて思ってもみなかった。
奇跡みたいだ。

しかし、、、【バレエ】は、西洋の産物。

そんな起源を思い知る瞬間がやってきて、、、
でもじゃあ東洋人である私はどうしたら良いのか。
【バレエ】は私には出来ないものなのかも知れない、と思ったり。

だけど、そんなわたしを見て喜んでくれる観客もいる。
そしてバレエを通じて沢山の人と出会い、学ぶ、成長していく、、、
　
〈白鳥〉………　
この作品は、私にとって「バレエ」への恩返しです。
東京の美容室を舞台に繰り広げられる小さな物語。
現代人が抱える心の闇、不安な未来、満たされないこころ。
人は、「夢」なくして、「愛」なくして、生きられない。
「バレエ」と云う枠組みの中で、それを描いてみたかった。