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Maeda Niina BLOG

2012' 9/2 登米市仮設住宅にて

2012年09月08日 15時42分03秒 | performance2012
この日は宮城県登米市の仮設住宅にてパフォーマンスを行いました。
プランを立ててくださったのは、ここに住む“たくちゃん”こと、
内田卓磨さん。
かつて彼は南三陸町にて弟の“ともちゃん”とスポーツバーを営んでいましたが
震災でお店はなくなってしまったのです。
前回の投稿の写真の中の「さんさカフェ」は、そんなおふたりとご友人が震災後にオープンしたカフェです。
震災直後からの避難所生活では、お二人は避難所の方約250名分の食事を毎日毎日、作り続けていたのです。
ふたりの料理が美味しくて、お家にいたときよりも食欲旺盛になった方もいらっしゃったとのこと!
素晴らしいお話です。


写真はパフォーマンスの様子です。


今回初共演させていただいたTAKESHIさん。
沖縄出身、LA在住のアーティストです。


こちらは人形師の秋葉よりえさん。
現代人形劇団“グラシオブルオ”主催のかたです。
9月末の公演にも参加させて頂いています。






見て下さった方々にご挨拶を。


終演後に。
ど真ん中がたくちゃん。


これは震災前の志津川の写真のポスターです。
これを見ながら丁寧に震災時の様子を語って下さいました。
このようなお話は後世に語り継いでいくべきだと、切に思いました。


たくちゃんのようにテレビに取り上げられたり、各地で震災についての講演を
するような方でも、とても厳しい状況だと知り、わたしは
ひとりでも多くの方が輝けるよう祈るばかりです。
たくちゃんは現在自身のお店を出店する場所を探しているそうです。
少しでも早く、お店が出せますように。。。




2012' 8/31~9/1 宮城県南三陸町

2012年09月08日 14時07分30秒 | niina
先週金曜日から昨日まで一週間程、宮城・岩手・新潟を訪れておりました。

宮城へは、昨年の震災以来何度も被災地を訪れ活動して来た方々と
ご一緒させていただき、南三陸町へ。

まだまだ瓦礫がたくさんありました。




そこにいる人々の現状と未来への想いに触れた1日でした。




photo: Kazunari Fujimoto


たくさんのいのちを奪い、物質的にも精神的にも計り知れない被害をもたらした今回の震災、
時間が経つにつれ、1年半経とうとしている現在もなお、あらたな問題が起こり続けていることがわかりました。

震災直後からはじまった、生きて行く為の様々な問題解決や手続きなど、いまやっと一段落した方も多いそうです。
だからこそ考えてしまうんです。未来のこと。
あるひとは「今」を“踊り場”だと言います。
ここから上ることも下ることも、留まることも出来る。
「今」が、「今から」が、本当の意味でのはじまりだし、周りの助けが必要なんだとわかりました。

しかしひとことに「助け」と言っても、状況はそれぞれ全く違います。
支援したい、と思う側も、何が必要なのかをしっかり知ることが重要だと思います。
現地に行っても行かなくても、出来ることはたくさんある。
しかし現地に行ったからこそとわかること、実感することって、やっぱりあります。
現地の方々は進み続けています。

私はこうして脚を運ぶことができ、幸運です。
行きたくても行けないかたに、自分が感じたことは伝えて行きたい。
報道だけを信じずに、多くの人に話を聞いて、想像力を働かせ、行動できますように。。。

31日の夜は、翌日のボランティア活動の為に石巻に移動。
ブルームーンでした。