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Maeda Niina BLOG

10/11~ 気仙沼など

2012年10月15日 11時05分55秒 | niina
今回は復興に関する事業への協力と準備、そして取材をメインに南三陸町を通り、
気仙沼・大船渡に行ってきました。



写真は南三陸町歌津、伊里前にある三嶋神社の狛犬(?)
この神社の手前の階段の手すりは津波によってがたがたになっていた。
脇に生えている杉も枯れていて、、、
津波に襲われた場所に行く度に驚いてしまう。。。“こんなところまで?!”と。



この写真は同じく南三陸町の防災対策庁舎です。
震災直後、ここから繰り返し「高台へ非難してください」と防災無線で呼びかけ続けた女性がいました。まさかこの3階建て庁舎屋上を2mも上回る津波が襲ってくるなどと、誰が想像出来たでしょうか。。。
当時の様子について、詳しく書かれたサイトがあります。
是非見て下さい。
http://memory.ever.jp/tsunami/higeki_bosai-tyosya.html



現地に行き、被災した場所を見ては当時の様子を知るべく取材したり、ネットで情報を
探したりしてみるのですが、
自然の猛威に触れた人たちほど、また、大切な人をなくした人たちほど、
人々への感謝、自然への感謝の気持ちが大きく深くなっているのを感じます。

私は震災以前の様子を知らないので、いま奇麗に片付き、何もなくなっている場所に
行くと、もともとがらんとした平地であったように見えてしまうことも
多いです。
先に書きました防災対策庁舎は今後も保存される計画のようです。
当時の様子を忘れないために、また新たにそこを訪れる人や未来のために、痛々しい
姿であっても残すことは必要だと感じます。

私が足を運んだ地域のなかで、南三陸町と陸前高田はまだまだほんとうにひどいです。
早く復興し、活気ある土地になって欲しいと思う反面これが奇麗になってしまったら忘れられてしまうのではないか、とも思うのです。
しかしやはり、復興してほしい。

だから私は、この事実を後世に残し、ひとりでも多くの人に知ってもらうべくに動きたい。
現在、少し動き始めています。


さて、もう少々、今回見たものを。


こちらは気仙沼の民家に生える、天然記念物。
「下二本杉」です。
圧倒的な存在感なのに、普通に民家に生えていて、何の紹介もない二本の杉。
妙に親しみやすく、なんだか不思議。



そしてこちらは大船渡市末崎にある碁石海岸です。

本当に美しい海でした。
透明感のある青々とした水、そして岩場にぶつかる力強い波しぶき。
観光名所になるべき場所です!!
先日のライブのはまちゃんもこちらの出身!

近くには大船渡市立博物館もあります。
この辺り(気仙地方)には、約350ヶ所にも及ぶ縄文時代の遺跡があります。とくに貝塚の分布は、東京湾周辺、仙台湾周辺などとともに密集地域の一つなんだそうです。
写真は土偶のひとつ。
大船渡のゆるキャラにいかがでしょうか?