毎度焼くこのパンも飽きて来た。
やはり習いに行かないとなかなか次のパンを
焼こうとは思わない。
同じ系列のパン教室には行きたくないし・・・
親指の痛みを考えると躊躇してしまう。
出来ない事が段々多くなる。
昨日あれだけ私のお琴をけなしていた主人が・・・・
(あんたのは喧嘩琴で優雅ではないと(^_^;))
「今晩9時から2時間Eテレでお琴やるよ~
録画するかん?」
と言う。
なんで今頃?
ここ何年お琴は弾いた事もなく琴柱を立てたまま放置されている。
「録画なんかせんでもいい」と言ったものの
気になり99.9を見ながらコマーシャルになるとチャンネルを変えた
おかしなことに・・・
聞き入ってしまい元に戻さないでそのまま(^_^;)
やはり最高峰の演奏は素晴らしいのだ。
しかも・・・・
譜面無し。
すべて暗記か?
私は古曲を中心にしていた。
ゆっくりな所から段々曲調が早くなる。
早い個所は難しいから何回も何回も練習する。
すると・・・・・喧嘩琴になる(笑)
そんな所しか見てないし聞いてないから・・・・
「頭にカンカン来る」と言われてしまう。
やはり私のお琴の原点は
高校生の頃
通学途中の古ぼけた家から聞こえて来たお琴の音色。
思わず玄関を開けた。
お琴を教えますとも何も書いてなかったけど。
目の見えないおばあさんが居て・・・・
「教えて下さい」と言った。
お琴も何も持っていないのになんと大胆(*^。^*)
一日10円でお琴を貸して下さった。
月謝等どうしたか覚えていない。
今思い起こして自分の事を思うとあの頃から私は突拍子もない
行動をしていたようだ。
もう少し人生を変えるような事に行動を起こせばもっと
違った人生になっていたように思うんだけど・・・
ここで習っていた先生も年と共に教室を止められ・・・
皆と一緒の老後を送られている。
あのすばらしいお琴の音はもう聞けない。