手帳に句を書き込むとき、書いたそばから気に入らないのはそのまま横線を引いてしまう。
今までに使ったことのない季語を取り出す。なじみのない言葉、知らないものを無理に書かない。
密漁の夜振人追はれてをりぬ
見てきたように書くのもどうよ。
夏つばめ戸袋の子に呼ばれをり
今日の帰りに見たやつ。戸袋に燕の巣は初めて見たわ。
季重なりはどこまで許容されるか。まずは自分が許容できるか。
あぢさゐの額にひそむる小さき蜘蛛
先だっては紫陽花を見放題に見てきた。七変化、四葩など別名はあるけれどどう書いても難易度が微妙に高い。
ほの青き杏の実落つ梅雨晴間
梅雨晴間じゃなくてもいいからこれは却下。
白玉ののつた真つ赤なかき氷
ただの「見たまんま」じゃないですかーやだー。抹茶じゃないのが珍しいと思ってさ。
五月雨の音みじか夜を満たしけり
季重ねも狙ってやるなら良し。気にしないでうっかりはよろしくない。音は「ね」と読むものが多いので雑に使うと失敗する。
こうやって書いては捨てている。ほぼ捨て。
今までに使ったことのない季語を取り出す。なじみのない言葉、知らないものを無理に書かない。
密漁の夜振人追はれてをりぬ
見てきたように書くのもどうよ。
夏つばめ戸袋の子に呼ばれをり
今日の帰りに見たやつ。戸袋に燕の巣は初めて見たわ。
季重なりはどこまで許容されるか。まずは自分が許容できるか。
あぢさゐの額にひそむる小さき蜘蛛
先だっては紫陽花を見放題に見てきた。七変化、四葩など別名はあるけれどどう書いても難易度が微妙に高い。
ほの青き杏の実落つ梅雨晴間
梅雨晴間じゃなくてもいいからこれは却下。
白玉ののつた真つ赤なかき氷
ただの「見たまんま」じゃないですかーやだー。抹茶じゃないのが珍しいと思ってさ。
五月雨の音みじか夜を満たしけり
季重ねも狙ってやるなら良し。気にしないでうっかりはよろしくない。音は「ね」と読むものが多いので雑に使うと失敗する。
こうやって書いては捨てている。ほぼ捨て。