キ上の空論

小説もどきや日常などの雑文・覚え書きです。

お腹が痛いので短い話しか書けないでござるの巻

2020年09月19日 | つくりかた
今は体力が落ちて短編しか書けないので、長い話について気にしていることは今回は特に書かないことにします。書けない人に言われても困るでしょうし。
長編はもう一つ外に枠組みを置くとか、各駅停車でレールを敷くとか、そんなイメージだけど後者は連作短編ぽい。

・まずは、何を書くか、書きたいか。テーマ。あとはそのための部品を確認して配置してつなぐ作業。
・こんなキャラが書きたいっていう場合は、そのキャラクター性が生きそうな場面からの一区切りを書いてみたらいいと思うし、それで以上、終了。足りないと思ったら適宜付け足したらいいです。手書きじゃなければ差し替えはそんなに難しくないので。
・タイトルはあとからでもいいし、仮置きしてもいいし、最初にすんなり決まってくれればそれが一番いい。
・5w1h(のいくつか)を決める。設置する駒の確認なので、whoはwhomと区別しない。使わなくてもいい駒を置いといてもいい。
・長さを決める。長いと書きたくないのも話の流れで書かねばならずしんどいし、短いとネタが入れたいだけ入らないかもしれない。
・仕込む仕掛けを決める(なくてもいい)。
・何も考えずに書き始めることもあるし、それで終わらないこともあるし、何年かしたらエンドマークをつけられたこともあるから、何が書きたかったかってとこだけは、必ず将来の自分のためにも付記しといてください。
・話というより場面が書きたいなら、それでもいいと思う。そのうち何でその場面になったのか、その後どうなったのか書きたくなるかもしれないし。
・起承転結を無理に入れ込もうとして上手くいかないなら、どれか抜いたらいい。
・神話や伝承の投げっぱなし感はなかなか勇気づけられましてよ。とりあえず登場人物がみんな死ねば話は終わるよ(続きようがないから)。そういうのが嫌なら、はやみね方式で、「なんやかんやあったけど、みんな幸せに暮らしました。めでたしめでたし。」と。はやみね先生最高。物語は幸せなのを書いた方が、書いてる方もいい気分になれますよ。多分。
・伏せたい情報があるなら、同じ属性のものを別のところに付記してそこをきっちり書くと、そっちに着目してもらえます。たとえば、二人いて一方の様子を細かに書くと、もう一方は違うのかな、特筆するべき情報はないのかな、と思い込んでもらえる。
・伏せたあと明かすときに上手いこと驚いてもらえるかは……わかんない。私にはそんな腕はなかったと痛感したことならある。
・デジタル字書きはオチを先に書いておいて、そこに向かう感じで書けるのがいいなと思います。
・始めと終わりを対にするとか、リフレインを使ってアクセントにするとか、まとまってるように見えやすい書き方はありまぁす(ただしまとまってるとは言ってない)。
・小説を物語文とするなら、井伏鱒二の処女作は「これは背景描写……ですよね??」ってなるので、なかなか勇気づけられます。風景が見える圧倒的な描写力と、インビジブルな物語。そこに物語が読める人もきっといるから、それでいいのです。書きたいものの解像度の高さが直撃するのも楽しい。
・おはなしを書きたいならまずはそのおはなしを書いてみて、とっておいて。それを骨子として肉付けしていくのも楽しいです。違う盛り方をすると違う姿になるから。
・お話が思いつかないけど小説が書きたいなら古典のアレンジとかいかがでしょ。読み込まないとできないけど、そのくらいは最低限。慣れてくると別のものが書きたくなるかもしれないし、それが自分で作る話になっていくかもしれないし。
・私は設定の切り貼り/割り振りが上手くないので書かない情報の方が多いけど、配分の上手い人はそんなにたくさん駒を増やさない方が書きやすいと思います。増えすぎた情報は邪魔になるから。
・盛り込みたいものはどんどん書いてく(ただし本文じゃないところに)。
・全体の中でその話がどの部分なのか、どう切り取るのかって書き方もあります。
・それだけで始まって終わる話の方がすっきりしますけどね。
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ブログに書く習慣もなければ備忘録でもない

2020年02月09日 | つくりかた
 カテゴリーを作っておいて何年も放置していたので、何か書こうと思いました。
 諸々クロッキーやノートに(ソフト名ではない)書いているのですがスキャンしても他人に読める字で書いてないからさらしてもしょうがないですね。クロッキーに手書き小説(悪筆)。忘れるよりは何かに書いておいた方がまあマシです。データはうっかりで飛んで失われることもありますし。
 短い話なら場面から浮かぶのだけれど、ここのところ思いつくのが長い話ばかりで、だいたい舞台設定から出てきます。ただしサイエンス部分はしっかりしていません。そういう意味ではほぼファンタジー。
 主人公の設定と立ち位置を間違えて、気がつくと横にいるキャラの方が良く喋っているので、自分がある程度理解できるキャラにした方が良いなあとこの年になってようやく思いました。私に理解できても読み手に理解できるとは限らないし、表に出す必要も感じなくなって、引きこもり系の作品になっていますが、書いてはいます。
 小学生→中学生で創作を始めたらやめられないってツイッタで誰かが言ってたけど、人格の一部だからやめるとかやめないとかじゃないんだな。その代わりその分現実を生きてこなかった自覚がある。
 参考にならない話しか書かないかもしれないけど、これまでに書いてきた設定ならそれなりに出しても良いかなあと思いました。話より設定の方が面白いって言われたことあるし設定厨なんだよね。その人がいる場所が組み立てられてる感じが好きなの。
 短い話は思いついたところだけブログで打ったらそれで満足しちゃって結局まとまらなかったくらい、その場面だけ書きたくなったってことが多いです。

 というわけで、つくりかた。まず主人公を決めます。思い入れや都合で別のキャラになることもありますが、この主人公はストーリーではなく舞台装置の中心です。この人をこの人として成立させるために、どんな家族、友人、環境、社会が取り巻いているかを組み立てていきます。なのでだいたい普通の、無難そうな人を設定したくなるのだけれど、気がつくと脳内モノローグが特殊能力系キャラに引っ張られているので、開き直って、どんなおかしい人が主人公としていられるのかってとこからはじめてみるのも良いかなー。身体の光子化と復元に耐えうるとか、先祖は人型でなかった異星人とか、土地神に元々持っていた力を食われて空いた部分に別の神が干渉してる神官の家系の人とか。
 そうでない人もそんな人がいてもいい、いるかもしれない世界にいる設定。全部同じところにぶっ込むと収拾がつかないので、散らすのも大事。魔法と超能力は世界観を分けたいけど忍者と神通力はどっちとも共存していい、みたいにあらかじめ混ぜる混ぜないと決めたものを区分けしておくと楽かなあ。忍者は好きだから仕方ない。暮れ六つにホーミタイ(関係ない)。
 好きなもの、どうしても出てきてしまうものは遠慮しないでその世界にそれが存在できる理由を作ったら良いと思うの。「だって好きなんだもん」は違和感より良い仕事する。
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思案中。それなりに。

2015年03月13日 | つくりかた
 人物的には寄せてないつもりだけれども、名前の由来になった人物のイメージは混ざる恐れがありそう。
 伝説の先輩が三須田で大丈夫な気が全然しない。おかげで気配も出てきてくれない。
 なのに佐方君は相変わらず名前の由来のイメージには寄って行ってくれず、タイトルに偽り在る感じになる恐れ。
 珍しく主人公を大事に転がしている気がするのは名前の由来になった人物のおかげなんじゃないかと思ったので、これからはそういうネーミングも悪くないかもしれないと、魔が差す頻度が上がりそう。

 ガリガリさんは当初は「そのようなネーミングはねえ、いかがなものかと思うなあ」と言っていたけれども、佐方君からの呼称が「ガリガリ」になってしまった。作中の由来はちゃんと用意してある。
 仮名がガリガリさんだったのはソーダ味水色アイスつながり。安易。からの安易。作中名もやっぱり安易。
 やっぱり、設定を固めている段階が一番楽しいな。
 岡里君は初見で「おかり」と読んでもらえるか怪しいけれども、web上でふりがな振るの好きじゃないから、ありがちな「工夫」でしのぐのが無難かな。もうちょっと考えておこう。
 主要キャラひととおりメモったはずなのに名前に由来のない占いさんだけ何でか書いてない。女子も大事だけどうちの女子はあんまり女の子女の子してなくて申し訳ない。
 もちろん名前に由来のあるキャラばかりでは回っていかないしそろわないので、またちょうど良い名前が降りてくるのを待ちつつイメージを固める作業。
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備忘録

2007年02月18日 | つくりかた
実鳥と類の母の名前はエリコ(漢字表記未定)。類→森鴎外の息子→森鴎外→『舞姫』→エリス→エリコ。安易。
エリコさんと伊津子さんの年齢差は2~3。
伊津子さんの父の名前は(長男だけど)敬次郎。祖父(「御大」と呼ばれてるかも)は敬。敬さんが泣き上戸なのを(泣きながら飲み、飲みながら泣く)見て育った伊津子さんと健之さんは、あまりお酒は飲まない。連鎖的に暗い気持ちを思い出すらしい。ただし、この心情は灯守には継がれていない(職業柄、飲む機会はあまりないようだが)。
類はザル。実鳥は枠(たぶん)。酔っている場面が全くない。
思ったより、困ったひとになる予定だったキャラがいい人になってしまって困る。
類の三つくらい年上の妻は祥子さん(名前が「犬」であることを指摘したのはこの人)。実鳥が二十歳の時点ですでに類の名字は冬坂ではない。
あまり出てこないキャラクターは、つい、さんづけになる(あまり関係ない)。
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「みるいら」について迷っていること・名前

2007年01月14日 | つくりかた
普段、設定のたぐいはクロッキーに書きだしているのですが(クロッキー帳に文章を書くのもどうかと思うけれども)、ウェブ用の文章は忘れるのも早いらしく、いくつか忘れました。そういうわけで、今のうちに書きだしておきます。本当にただのメモなので、読みにくいことこの上ないです。

実鳥の兄の名前は類か献。どこかに類と書いた気がする。献に確定したら確認して差し替えればいいので、脳内未確定。戌年生まれなので、犬が入っている字で。実鳥は酉年生まれなので実鳥。酉と鳥は違うと思うけれど。戌と犬は大体一緒のような。どうでもいいか。音が確定するまで、保留。
灯守はヒモリと打たないと出ない。がんばれうちのATOK。脳内会議で実鳥にイメージを聞いたら「夜明かりのような人」と言うので、丁がついている字を入れてみた。それまでは脳内でも「にいさん」と呼んでいたので、どうも名前が出てこない。
ヨリは名前が未定。名字は寄木→?→安藤。二番目の名字はキで始まる音だった気がするけれども忘れてしまった。書く機会があったら考える。
あかねちゃんの名字は西嶋。最初西堂にしようとして、安藤と音がかぶるのでやめた。名前の表記は漢字にしようか、かなにしようか、まだ迷っているところ。
石飛の名前は友梅と書いてユメ。松で始まる名前の兄か姉がいるはず。詳細未定。
冬坂父の名前が未定。諸問題の根元のような人なので、早めに決めておきたい。
灯守母の名前は伊津子。最初音はイチコの予定だったのだけれども、いつの間にか脳内でこの字になっていて、イツコさんに。河合さんも「伊津子先輩」と呼んでいるのでまあいいか、と確定。
河合さんは、碩人と書いてヒロトさん。この字ウェブで出ますか。灯守母が「ロト君」と呼んでいた。河合さんは灯守叔父・健之の友人。健之さんはタケユキさん。タケユキさんの漢字表記は今決めた。
そういえば実鳥母の名前も決めてない。なかなか出てこないからかも。

……書きだしてみると、思いのほか宿題が多い。
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