使い古したパソコンが、随分と増えてきた。
これまで見て見ぬふりをして来たが、
「大概に処分せんね。」(家内)
ごもっとも。
この前まで使っていた白いパソコンは、遅いと癇癪を起こした私が言うのもなんだが、まだまだ十分に使える。
初期化した後、どちらかの娘にでもやるつもりだ。
残りの3台はと言うと、10年前から15年以上前のものばかり。
廃棄処分するしかない。
初期化して、それぞれのメーカーに送るつもりでいたのだが、
たまたま別の要件で会った友人の言によれば、
「初期化だけじゃデータは残る。リサイクルに出して、データば盗まれんとも限らん。オイはハードディスクは抜き取っとるよ。」
友人の言うとおりだ。
抜き取った方が簡単だし確実である。
ドライバー1本あれば、数分で済む話だ。
抜き取った3台分のハードディスク。
ついでに、出来損ないのマウスも。
後はハードディスクを木っ端みじんに粉砕するだけだ。
工場に出向いて、
「こいば、こっぱがして(壊して)くれ。」
「行きまっせ。」
工場の床に並べられた歴代のハードディスク達。
これまで私のために、懸命に働いてくれたにもかかわらず、無慈悲にも鉄槌が振り下ろされた。
ゴギャン!!
許せ。
お前たちは秘密を知りすぎたのだ。
合唱・・・
じゃなかった、
合掌