年に一度精密健診を受けている。
今年はPETやCT、エコー検査などの基本コースに、腫瘍マーカーと、今まで一度もやっていない肝炎検査を追加した。
自宅から病院まで5kmほどだ。
歩いて行く事にした。
スマホのgoogle map でコースを決めると、今まで一度も通った事のない路地を示す。
こういう道を歩くのも楽しみの一つだ。
目的の病院は、宮の陣という場所にある。
宮の陣という地名は、南北朝の頃、懐良親王がここに陣した事に由来する。
私は、この懐良親王や菊池武光が久留米を中心に駆け巡った南北朝時代に大変興味がある。
ここから、小郡、太刀洗にかけては史跡もたくさんある。
いずれ触れたい。
検査は昼過ぎまでかかる。
最後に医師から所見が述べられる。
「最終的には後ほど結果はお送りしますが、治療が必要であったり、経過観察が必要な箇所はありません。」
そ、そうですか。
去年までは、この所見に続いて、
『ただし、内臓脂肪面積が大き過ぎです!笑い事ではなくダイエットしてください。』
要するに『危険水域に達した大デブである!』と診断されていた。
今年は去年のこの時期と比べ15kgほど体重も減ったし、
どうでやんしょ。内臓脂肪は少しは改善されたかと・・・
「ほほう、確かにすごいですね。でもまだ軽度の肥満と認められます。しかし、これくらいならいいのではないかと。」
正式に、小デブ認定である。
青き耳納連山を望みつつ、小デブは帰路に着く。
まだまだ、標準値への道は遠い。
別に目指してないけど。