昨晩から家内は、小豆島観光ツアーとやらに出かけている。
誠に目出度い。
マンションのベランダから、餅まきでもしたい気分である。
これから暫くは、ヤツの小言のない、平穏な日々が待っているのだから。
だがしかし、やらねばならぬ事が増えるのも間違いない。
特に、
家内からくれぐれも言われているのが、
「明日の朝は、もこの3日に一度のステロイドの日よ。忘れんで。」
これが、そのステロイド剤だ。
この3日に一度、4分の1錠に過ぎない欠片が、もこに平穏な日々を与えていると言っても過言ではない。
とは言っても、犬も猫も薬は嫌がるものだ。
今まで飼ってきた犬猫達は、皆そうだった。
中には、私達が見ていない所で、こっそり薬だけを吐き出す不届き者もいた。
その点もこは、手に乗せて与えるものは、全部オヤツと勘違いしているおバカな犬である。
飲ませるのに苦労する事は無い。
「そら、もこオヤツだぞ。」(私)
『ワーイ』(もこ)
猫のトイレ掃除も済んだし、餌もやったし、散歩も済ませたし、
大体、朝一の用事は済んだな。
よし、朝飯でも作るか。
えーと、冷蔵庫の中にあるのは。
ジューッ
でけた。
朝からいや増すコッテリ感。
いやいや、きっと気のせいだ。
頂きまーす。
どうだ、このフワトロのオム・・・・
ヌ
何か、
邪悪な視線を感じる。
オムレツの向こうに、
・・・ウメ
いつも言ってるやろ。
目つき悪いって。