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Tシャツとサンダルの候

翁草爛漫 2024

天山の翌日も山が続く。

基山である。



ただし、山登りとは言えないが。

何てったって、草スキー場の斜面を登れば、もう山頂なのだ。



はい到着。

稜線の芝地では、沢山の人々が視線を下に向けている。


無論、視線の先にあるのは、



これだ。



翁草だ。



下を向くのが翁草の常。

ところがこの日は、どうしたことか、真横を向いたり、上を向いているのまで。



花芯を撮るには、まことに好都合である。










絶滅危惧種の翁草。

保護活動の甲斐あって、ここでは毎年、その数を増やしている。















山頂から。

筑紫平野が一望である。



スミレは数種類が咲いている。






ショウジョウバカマ。

白色から、



ピンク、




そしてオレンジまで。

色の変化を楽しめる。



ヒメオドリコソウの群落




フデリンドウもチラホラと。






芝の上に腰を下ろし、回転焼きを頬張っていると、すぐ近くで囀りが聞こえてきた。

カメラを手に取り、ジワーッと振り向くと、



ホオジロだ。

レンズを向けた事が気に食わなかったのか、プイッと飛んで行ってしまった。

レンズ向けただけやん。

そんなに嫌がらんでも、いいだろうよ。



ムラサキケマン

その点、花はいいね。

飛んでったり、隠れたりしないもん。



カキドオシ




サギゴケ



サツマイナモリ



セリバオウレンに始まり、福寿草他スプリング・エフェメラルの数々。

そして翁草も。

例年の春のお楽しみは、まだまだ続く。

そうだ、桜もある。




春はまことに忙しい。


コメント一覧

minou_yamatai
@mouura2 初めてこの山で翁草を見た頃は、今よりうんと数も少なく、盗採の跡もあったりして、実に心細い状況でした。
献身的な保護活動のお陰で、少しづつですがその数を増やしていると言う、稀有な例だと思います。
minou_yamatai
@sho-chanmama-at-chigasaki 鳥は基本的に臆病ですからね。
その点植物は、目と鼻の距離に近づいても、設定にもたついてオタオタしても、シャッター切るまで、じっと待ってくれますから。
ここの翁草は株も大きく、このまま順調に育っていって欲しいものです。
mouura2
こんにちわ。オキナグサいいですね。
昔(30年くらい前)は割と近くの男鹿寒風山まで行って見たものですが、秋田県ではほぼ絶滅しました。
しかたなく200キロ近く走って岩手の北上山地で見ておりますが、
そこも少なくなりました。
sho-chanmama-at-chigasaki
>花はいいね。
>飛んでったり、隠れたりしないもん。
そうなんですよねー
近くに寄れないことはあっても、逃げたりしませんから
オキナグサ、たくさん咲いてますねぇ
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