ひと月ほど前、
久留米の道の駅に、パラパーニョが二袋だけ並べられていたのを発見。
速攻で二袋とも買い、レシピを見ながらピクルスを作った。
以来、むせ返る程強烈な辛さがやみつきになった。
ピンポーン
「宅配便でーす。」
来た来た。
では、早速取りかかろう。
素手で触ると、かぶれる事さえあると言う。
邪悪としか言いようが無いこの魔物のへたを取ったら、
適当にザクザクザク。
後は、ニンニクを粗みじんにして、
同量の水と酢に、塩、砂糖、ニンニク、ついでにオレガノなんぞも適当にぶち込んで、
ひと煮立ち。
煮立ったら火を止め、
ボシャ
これで終わりである。
どれ、味見をば・・・
ピクルス液を掬って、
ズズ
ふむ、塩加減上々。
それと、当たり前だが、
からい！
ほんの小サジ一杯で、もう唇がヒリヒリしてるよ。
最後に、煮沸消毒したガラス瓶に詰め込んで完成だ。
緑の悪魔は、冷蔵庫の中で、その封印が解かれるのを待つばかりである。
晩酌の時間。
この日のお通しは、好物の酢れんこんにポテトサラダ。
そして当然ながら、出来たばかりのパラペーニョだ。
リフトアップ
カリッ
カカカカカ
ガライーー！！
悪魔降臨！
唇も口の中も大火災である。
と同時に、滝のような汗が、頭の天辺から噴き出してきた。
パラペーニョ4個はきつかったか。
これは命懸けの闘いになるぞ。
堪らず、Tシャツを脱ぎ捨て、上半身裸になる私。
何なら、下も脱ぎたいぐらいである。
「行儀悪かぞ。お前は中国人か！」（家内）
「そげな事言うても、床に水溜りが出来てもよかとか！」（私）
緑の悪魔の暴力と戦うには、これしかないではないか。
と、とにかく、冷たいもので消火せねば！
グビグビグビグビ
この日の酒に、ハイボールを選んだのは正解だったぜ。
これが熱燗だったら大惨事である。
とは言え、
また食べたくなるから不思議だ。
カリ
カカカ・・・
