明星山には、半月以上登っていない。
そろそろ、春の装いとなっているだろう。
家内と友人を誘って登ってみた。
蓮華の花咲く里山を進むと、明星山登山口に着く。
カキドオシ
今回のルートは、
中道コース途中から、新しく出来た巻き道で明星山を迂回、白金山縦走路第1ピーク手前に出る。
その後は、七つのピークを越えて白金山へ。
帰りは、白金山から折り返し、明星山を目指す。
明星山からは、姫野新道を経由して、炭焼きコースで降りるルートである。
明星山から白金山にかけては、意外と山桜が多い。
山道をそこはかとなく、彩る落花。
中々乙なものだ。
縦走路出会いに着いた。
ここから白金山方向に進路を取る。
ヒメウズ
タチツボスミレ
マムシグサも花芽が。
山道が明るくなってくると、白金山に近づいてきた証拠だ。
白金山到着。
散りゆく山桜の下で、山飯だ。
明星山と白金山は、根強いファンに支えられている。
山道は日々進化し、歩きやすくなっているし、頂上では、いつの間にか新しい遊び道具が増えていたりする。
この展望台も、いつの間にかここに設置されたものだ。
春霞の遠景を眺めるオバサン二人。
ニガナ
頂上広場は春の花々で賑やかである。
ヒメスミレ
Platinum Farm(どうやら白金農園の直訳事らしい)と書かれた立て札が。
タラやらなんやらが植えられていたりする。
キランソウの群落もあちらこちらに見られた。
ぼちぼち、白金山から下りて、明星山方向へ進もう。
縦走路を歩いていると、後方で家内が、
「あ、居た!!」
ベニツチカメムシだ。
数年前、白金縦走路第6ピーク手前の小さな若木に、鈴なりに群がっているのを見たのが初めてだった。
そのままの姿で、そこを動かず越冬したのを確認していたが、翌年の台風のあと、その場所からフッと居なくなってしまった。
その後、違う場所で2度ほど彼らのコロニーを発見したものの、すぐに居なくなり、以来ずっと消息不明になっていた。
随分と数は減ったが、ちゃんと生きていたんだな。
達者でな。
縦走路を進む。
またもや後方から、
「あった!」(家内)
「フデリンドウ、見っけ。」
おお!
この道は、白金山への往路でも歩いた筈なのだが、花をすぼめていて気付かなかったのだろうか。
その後は、あるはあるは。
いたるところで、可愛らしい姿を見る事が出来た。
明星山頂上到着。
コアな明星ファンが植えたであろうソメイヨシノが満開である。
春蘭にも、淡くしとやかな花がほころんできた。
明星山に春が来た。