今年もまた、この山にやって来た。
四王寺山である。
この山全域が、天智天皇が築いた古代の山城である。
往時の土塁や石垣、建物の礎石が今も残る。
古代史好きの私にとって、何時間でも語れる山だ。
なのにヤツと来たら、
「白村江の戦いから引き上げてきた、筑紫の薩夜麻(さちやま)は、実は・・・」(私)
「あ、あれはホオジロ?とりあえず撮っとかんか。」(家内)
聞く耳を持たぬとはヤツの事である。
土塁跡を行く。
激動の7世紀。
この土塁を守る古代戦士の、緊迫した面持ちが見えるようだ。
「見えん。」(家内)
大原山通過。
尾根伝いに道は伸びていく。
四王寺山には、全部で33ヶ所の札所がある。
20番札所のすぐ傍には、
鮎帰の滝がある。
やがて登山道は、一般道に合流する。
ここからは車道脇を進んで行く。
百間石垣
四王寺県民の森
県民の森を抜けて、最後の坂道を登ると、
スタート地点の、焼米ヶ原駐車場到着だ。
さて、
今回の山歩きの主題が、春を告げる妖精セリバオウレンであるのは言うまでもない。
最後にまとめて掲載する。
と、
もったいぶった割には、ボケボケ画像ばかりだが・・・
去年も同じ時期にここに来ているが、総じて咲いてる花は少ない印象だ。
見頃はもう少し先になりそう。