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老子「第八十章」道徳経

2013-01-23 20:55:01 | 老子「道徳経と伊勢白山道「徳経81~38
小國寡民。「小国寡民(しょうこくかみん)。 
人口の少ない小さな国がある。
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・老子「第八十一章「道徳経と伊勢白山道」徳経 
第八十章 
*老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi08.html
・原文 「書き下し文
小國寡民。「小国寡民(しょうこくかみん)。 
使有什伯之器而不用、「什伯(じゅうはく)の器(き)有るも而(しか)も用いざらしめ、
使民重死而不遠徙、「民をして死を重んじて而して遠く徙(うつ)らざらしめば、
雖有舟輿、無所乗之、「舟輿(しゅうよ)有りと雖(いえど)も、これに乗る所無く
雖有甲兵、無所陳之。「甲兵(こうへい)有りと雖も、これを陳(つら)ぬる所無なからん。

使人復結繩而用之、「人をして復(ま)た縄を結びて而してこれを用いしめ、
甘其食、美其服、「その食を甘(うま)しとし、その服を美とし、
安其居、樂其俗、「その居に安んじ、その俗を楽しましめば、
鄰國相望、雞犬之聲相聞、「隣国(りんごく)相い望み、雞犬(けいけん)の声相い聞こゆるも、
民至老死、不相往來。「民は老死に至るまで、相い往来(おうらい)せざらん。

現代語訳
人口の少ない小さな国がある。
便利な道具があっても誰も使わず、
人々は命を大切にして危険な遠出をしたりせず、
船や車はあるが誰も乗らず、
鎧や武器はあるが誰も身に着けない。

人々は昔ながらの素朴な暮らしを送り、
その日の食事を美味しく食べ、着ている衣服を立派だと思い、
自分の住居で安らかに暮らす。そんな暮らしを楽しんでいるので、
隣の国がすぐ近くに見えて、その鶏や犬の鳴き声が聞こえるほどであっても、
人々は老いて死ぬまで、お互いの国を行き交わす事もない。

これこそ人の世の理想郷である。

英訳文
A small country with a small population: Even though there are convenient tools, people do not use them. They value their lives and do not travel. Even though there are ships and vehicles, people do not ride on them. Even though there are arms and armors, people do not wear them. They enjoy old-fashioned life. They enjoy their meals, clothes, and houses. Because they enjoy their life, even if they can see a neighboring country and hear its voice of domestic animals, they do not come and go each others until they get old and die. It is a utopia in the human world.


*割り切ることも必要なのが文明 2012-12-31 伊勢ー白山 道
  記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121231
老子の言葉 第八十章
(独自の超訳)
国は小さくして、住民は少ないのが理想の国家です。
さまざまな文明の道具が有っても使わないようにさせ、
住民には生命を大切にさせて、遠くへ移住しないようにさせます。
舟や荷車が有っても乗ることがなく、鎧兜(よろいかぶと)や武器が有りましても、
これを並べるだけで使うことがないようにさせます。
住民には、文字の無い太古のように縄を結んで記号として使わせます。

自分の国の食事を美味しいと思い、自分の国の衣服を美しいと思い、自分の国仕様の家に安住し、
自分の国の習俗を楽しむようにさせます。

隣国がすぐ近くに見えましても、隣国の鶏や犬の鳴き声が聞こえるほどでありましても、
住民が老いて死ぬまで隣国との往来をさせません。

原文
「小國寡民。使有什伯之器而不用、使民重死而不遠徙。
雖有舟輿、無所乗之、雖有甲兵、無所陳之。使人復結繩而用之。
甘其食、美其服、安其居、樂其俗。
鄰國相望、雞犬之聲相聞、民至老死、不相往來。」

(感想)
これまでの章を読めば良く分かりますが、老子の思慮深さや、現代社会にも通じる予言性の正確さは、人知を超えた存在の言葉であることを証明しています。
この真の聖人である老子が言う理想の国家の姿とは、


*小さい国土で、人口が少ないこと。
*最先端の文明の道具や、国家を守るための最新の武器を保有はするが、自ら使うことをしない。
*あえて、原始的な生活をして楽しむ。
*自分の国の食事・衣装・家・習慣を大切にして守ること。
*隣国とは、どんな近距離でも断絶して、一切の交流を禁止する鎖国をすること。


これが老子が示す理想の国家像です。
なんと過激で時代遅れの考えだと思う現代人は多いことでしょう。
しかし、現代のイギリス・ドイツ・フランス・・・・どの近代社会を見ましても、移民政策を実行した国家は街を破壊するほどの住民同士の騒乱が頻発しています。多くの死者も未だに発生し続けています。
近年のノルウエーでは、国家の移民政策に不満を持つと思われる純ノルウエー人が、77名もの若い自国民を射殺しています。

さらに今のスペインでは、大きな州が国家から独立するためのテロ行為やデモ活動が継続中です。州により民族と言語が違うのです。
過去の歴史を見ましても、千年経過しても同じ国内において民族同士が争うことが起こります。
このような現代社会の大問題を見ましても、やはり2500年も前に発した老子の言葉の先見性が分かります。
つまり、民族問題とは、どんなに美辞麗句を使って怨念を解消しましても、第七十九章の指摘のように解決は難しいのかも知れません。
やはり割り切って、お互いを「尊重して」棲み分けをするのが、穏便に世紀が進む人類のサガかも知れません。

ただ、この老子の理想の国家に成れる可能性を持つのは、地理的にも内容的にも日本が一番近いようです。
しかし、日本は資源がない貿易立国ですから、経済交流だけに限定して交易して鎖国をすれば、老子の理想国家が出現するでしょう。
すでに日本を愛して帰化した外国人は、日本人として平等に暮らせることを守るのが大切です。
そして、逆に日本が嫌いな日本人は、御好きな外国への移住を勧める政策が良いかも知れません。
マスコミも政治家も含めて、日本で安全に暮らして大金を稼ぎながら、日本が困り不利に成ることに嬉々とする輩(やから)が存在するのは自然(道)なことではありません。これほど卑怯で不公平なことはありません。
これからの日本の大問題と成ることでしょう。

老子を生んだ中国とは、安全に経済交流だけをして、お互いに尊重して冷静に距離を置きながら平和に進むことを私は望みます。

今年も非常に多くの方々に読んで頂きまして、本当に有り難う御座いました。
来年も宜しくお願い致します。
皆様も良い御年をお迎え下さい。

生かして頂いて ありがとう御座位ます


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