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大型バス“爆売れ”

2015年08月11日 10時58分51秒 | 学習支援・研究
納車1年後…大型バス“爆売れ” 
インバウンド、東京五輪で国内生産に好影響

SankeiBiz
2015/7/28 08:15


画像[拡大]:フル稼働している三菱ふそうトラック・バス子会社の
「三菱ふそうバス製造」の大型バス生産ライン=24日、富山市

観光バスなどの大型バスが“爆売れ”している。
三菱ふそうトラック・バスは
6月時点で前年の約2倍の受注があり、
いま注文しても納車は約1年後。
日野自動車も4~6月は前年の1.6倍を売り上げた。
円安による訪日外国人の増加や東京五輪開催を受け、
バス事業者が新車の購入に踏み切っている。
ラインの増設など国内生産にもプラスの影響をもたらしている。
 
JR富山駅から車で約20分、
富山市の三菱ふそう子会社のバス工場。
職人がバスの天井や側面を溶接していく。
大型は車両が大きく、顧客ごとに仕様が異なるため、
手作業が欠かせない。
フル稼働の状態だが、1日に生産できるのは5、6台だ。
同社の大型バスの1~6月の受注は前年同期比90%増で、
いま注文しても納車は来年6月ごろ。
今年の販売台数は前年比2割増の1,420台程度を見込んでおり、
橋口博光バス事業本部長は
「インバウンドの需要で観光向けが多い。
車が足りない」と打ち明ける。
 
円安で小型バスの輸出も伸びており、
工場では8月にラインの一部を増設。
大型と小型を効率良く生産できるようにする。
来春入社する社員の採用も例年の5割増の30人に増やした。
一方、日野自動車も今年4~6月の大型バスの販売は
前年同期比62%増の266台で、特に観光向けが多い。
いすゞ自動車との合弁会社で生産しているが、能力増強を検討中だ。
 
今年上期の訪日外国人客数は前年同期比46.0%増の
913万9,900人で過去最高だった。
時間や経済的に余裕のある中高年の国内旅行も増えており、
観光需要は活発だ。高速バスの死亡事故を受け、
国が価格競争による過酷な勤務や安全軽視を防ぐため、
料金改定を行った影響も大きい。
事業者は一定の範囲内で運賃を設定し、
利益が見込めるため、中古車ではなく、
自動ブレーキや居眠り検知など
安全装備を搭載した新車への買い替え
に乗り出している。
 
好調な販売は生産にも波及している。
日本自動車工業会によると、
5月の大型バスの生産は48.8%増の848台で、
6カ月連続のプラスとなった。
中国人観光客は大型のスーツケースや大量のお土産を持ち込むことが多く、
三菱ふそうが開発中の新型バスは安全装備に加え、
荷物室も広げる計画
だ。
橋口本部長は
「五輪が近づけば代替も進むだろう。
2019年ごろまで高止まりが続くのではないか」
と話す。(田村龍彦)

http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150727-00000001-biz_fsi-nbより