大学の授業にかかわる話題

授業日誌・キャリア・学びのスキルについて

風俗店での仕事をする短大生

2015年10月29日 13時36分54秒 | キャリア支援
「貧乏なのに進学した罰」 
風俗で働く短大生

後藤泰良
2015年10月15日11時55分


この日の風俗店での仕事を終えた短大生=大阪市、筋野健太撮影

子どもと貧困
大阪市の一等地にあるマンションの一室が、
その風俗店の待機部屋だ。
20歳前後の女性たちが試験勉強したり、
お菓子を食べたり。
予約が入ると従業員に客の特徴を聞いて、
バッグを手に部屋を出る。

特集:子どもと貧困
短大2年の女性(20)もその一人。
高卒より上の学歴があれば、
大きな企業に就職して貧困から抜け出せるのではないか
と期待して短大へ進んだが、
資金的にも精神的にも行き詰まり、
週2、3回、働いている。

嫌だったが、お金が欲しかった。
「貧乏なのに進学した罰」だと思った。
幼い頃、小さい会社を経営する両親と裕福に暮らした。
小学生のとき両親が離婚。
母親と2人暮らしになり、生活保護を受けた。
母は代わる代わる男性を家に連れ込んだ。
親をあてにできず、高校の学費は
食品会社の箱詰めなどのアルバイトで賄った。
学費の心配に目をつむって進学した。

短大の学費は年間約120万円。
入学前に必要な費用は親戚や知人に借りた。
学費の大部分は有利子の奨学金をあて、
交通費や教科書代、生活費と借金の返済は、
居酒屋のアルバイト代だけが頼りだった。

http://www.asahi.com/articles/ASHB54PP6HB5PTFC00P.html?iref=com_rnavi_arank_nr03

悲しい話です。
信頼できる新聞からの引用ですが多少、
誇張もあるかもしれません。
事実だとしてもレアケースかもしれません。
ただ本学でも、これに近いケースを、
目の当たりにしたことがあります。


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賃金格差

2015年10月29日 12時30分00秒 | キャリア支援
「大卒→中小企業」より「高卒→大企業」の方が生涯賃金は2割高い
10月14日 09:22
プレジデントオンライン

「大卒→中小企業」より「高卒→大企業」の方が生涯賃金は2割高い
男性社員の生涯賃金



(プレジデントオンライン)
PRESIDENT Online スペシャル 掲載


基本的には高卒より大卒の方が高い
厚生労働省は9月18日、2016年3月卒業予定の高校生について、
7月末現在の求人倍率が1.54倍となり、
過去20年で最高になったと発表しました。
高校生にとっては、就職か進学か、迷うところです。
大学に進学したとして、
4年後の就職環境が分からないからです。

さて、学歴によって、生涯年収に
どのくらいの差があるのでしょうか。

高卒で就職するか、大学か大学院まで卒業して就職するか。
この両者においては、はっきりと大学に進学した方が高いという結果が出ています。
(独)労働政策研究・研修機構が試算した、
男性社員の生涯賃金(退職金除く)。
高卒の1億9240万円に対して、
大学・大学院卒は 2億5,440万円。
実に、6,000万円近くもの違いが出ています。
しかも、高卒者は少なくとも4年間余分に働いて、この数字です。

これに対して、大学に進学した場合の学費は、
国公立か私立かによっても大きく異なりますが、
250〜500万円程度。4年間下宿したとしても、
生活費で月15万円×12カ月×4年間=720万円。
合わせても1千数百万円の金銭的コストとなり、
大学進学は十分に元が取れる選択と言えそうです。
「今時、せめて大学くらいは出ておけよ」
という親の意見には、それなりの根拠があることになります。

ところが、この表をよく見ると、就職する企業規模によって、
事情が大きく異なっていることが分かります。
大学・大学院卒で社員数10-99人の中小企業に就職した人が
1億9,430万円であるのに対して、
高卒でも1,000人以上の大企業に入った人は、
2億3,300万円。何と、2割ほども高卒者の方が高い、
という逆転現象が起こっているのです。

今年は大企業に入社するチャンス!?
問題は、高卒でも大企業に就職できるのか、ということです。
近年、製造業では工場部門の海外移転が進むなど、
高卒者を大量に吸収してきた職場は、減少する傾向にありました。

ところが、冒頭に述べた、求人倍率の改善。表は、
高校新卒者の企業規模別求人数ですが、
1000人以上の大企業でも、前年比20%以上の上昇を示しています。
求職者総数が18万6,000人ですので、単純に見れば、
6人に1人は大企業に入社できることになります。
成績が比較的優秀で、学力的には
大学進学が可能な学生に絞れば、
より確率はアップするでしょう。

4年後といえば、翌年に2020年の東京オリンピックを控え、
日本経済に対しては強気の見通しが多数派です。
しかし、今から4年前の2011年を思い出してみましょう。
リーマンショックからの回復もままならず、
就職氷河期の真っ最中でした。4年間というのは、
短いようで長いのです。来年2016年に
リオデジャネイロ五輪を控えたブラジル経済が絶不調であることも、
オリンピック景気の不確かさを物語っています。

そう考えると、高卒でも専門学校卒でも、
あるいは大学院進学を迷っている大学生も、
今年は就職チャンスの年、といえるでしょう。
もちろん就職の有利不利だけで進路を決める必要はありませんが、
「社会に出るタイミングを選択する」という発想も、
持ち合わせておいてはいかがでしょうか。

(新経営サービス 常務取締役 人事戦略研究所所長 山口俊一=文)

http://news.goo.ne.jp/article/president/bizskills/president_16332.html

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