三島町観光協会(観光交流舘からんころん)

三島町観光協会の旧ブログ(平成23年4月~平成26年11月)です

伝統行事

2011年07月14日 | 日記
こんにちは、ひろみんです。

先日(7月9日)に行われた大石田地の区虫送りの様子です。
“虫送り”とは、重要無形民俗文化財に指定されていて、農作物に害を及ぼす悪い虫を追い払い五穀豊穣を願う伝統行事です。
三島町では、西方地区(6月)と大石田地区(7月)で行われています。

大石田地区は美坂高原に行く途中のY字路を右に進みます。急な坂道を少し進むと・・・
 

坂が多く、家並みが特徴的な地区です。歩いてみるとおもしろいです


そして虫送り。
ブログは主に準備の様子をお伝えします


作業の説明をしてから、それぞれの班に分かれて作業開始
      



50度ほどの傾斜で高さ3m以上のところにいます。斜面は草でツルツル滑ります
名人技ですね・・・

荷台いっぱいの萩(はぎ)。虫かごの材料です。

大石田集会所にもどり、いよいよ作成


≪山車つくり≫
     

雨が降ってもいいように今年は屋根も設置。

完成 ※手前麦わらさんは三島のケーブルTV撮影班(S)

≪松明(たいまつ)・提灯(ちょうちん)つくり≫
 


お母さん・子どもたちもお手伝い
 


保育所で作ってきてくれた飾り


≪虫かごつくり≫
木で骨組みをつくります。
    



萩(はぎ)の仕分け作業。気温30℃以上の蒸し暑い小屋の中、地味で過酷な作業です。
  



しばし休憩

代々伝わる?編み機をつかって編んでいきます。
この作業も昔は中学生が中心となって行っていたそうです。

   


『こんなのだ~めだ~』『どうやったらこんななんだ』と、みんなこだわりがあるようでガーガー言いながら編んでいました。
なんだかんだ言ってても、とても楽しそうでした(^^)
   



2つ作ったうち、こちらはキレイにできたので展示用だそうです


編み上がったら先ほどの骨組みに巻き付けます。
  


ちゃんと剪定(せんてい)もして、
  



角(出っぱっている木)に飾り(角隠し)をつけて、
  





完成


  余った材料は最後に燃やします


いよいよ本番。
子どもたちが集まって


スタート


    


子どもたちみんながそれぞれ作った提灯を片手に。もう片っ方の手には傘。
一見“傘行列”です



ちっちゃい参加者たち&頑張るお父さん・お母さん

   






     


一休みして、
    


クライマックス
    

雨でビショ濡れになった身体がとてもあったまりました。



今年は郡山市から約30名の子どもたちの参加もあり雨模様でもにぎやかでした
来年はお天気良い中、星空が見える中でできるといいですね(^―^)