MOVIE レビュー

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「イルマーレ」を観ました。

2006年10月13日 | 映画感想 ア 行
9月23日から公開の「イルマーレ」を観ました。実は公開初日に観ていたのですが、その時は、野球ブログを書くので盛り上がっていたので、中々映画の感想が書けませんでした

今、野球も一段落して一息ついて・・・あっ、「イルマーレ」の感想を書かなきゃね!となった次第ですわ 
ちょっと時期を外した感が有りますが・・・(^_^;)。

この映画は、1994年に「スピード」で共演したキアヌ・リーブスサンドラ・ブロックが、12年ぶりの共演となった映画です。韓国映画「イルマーレ」のハリウッドリメイク版です。本編とは関係ないですが”イルマーレ”とはイタリア語で「海」と言う意味らしいです!(^^)!。英題は「The Lake House」です。9月2日に42歳の誕生日を迎えたキアヌ・リーブスが来日をして、サンドラ・ブロックと共にジャパンプレミアに出席していました。

■ストーリー抜粋≫イルマーレの公式サイトはコチラです。 (上映時間:1時間38分)

2004年と2006年を結ぶ不思議な郵便箱で文通を始めた男女が、実際には会えない互いへの恋心を募らせていく。ファンタスティックな展開と孤独を抱えた男女の心情を交差させた複雑な物語。2006年、シカゴの病院で働くことになった女性医師ケイト(サンドラ・ブロック)は、湖岸に立つ一軒家からシカゴ市内に引っ越すことに。郵便受けに次の住人へのメッセージを残した彼女は、後日返事を受け取るものの、それは2004年を生きる建築家の青年アレックス(キアヌ・リーブス)からの手紙だった。

【キャスト】キアヌ・リーヴス / サンドラ・ブロック / ディラン・ウォルシュ / ショーレ・アグダシュルー / クリストファー・プラマー 他

■感想です≫

私は、この映画のオリジナルである韓国版の「イルマーレ」は観ていません。だから、二つの映画のストーリーを比べることは出来ないので、どのように内容やラストが違っているのかもわかりません。 そもそも比べる必要もないんですけどね。別に同じ様に作らないといけないこともないし。私の様に、ただ、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックと言う自分の好きな俳優さんが出ているから観たと言う理由で観た人には、オリジナルとどう違おうと全然関係ないしねぇ。 そう言う事で、オリジナルは知らなくても前から楽しみにしていた映画なので最初からプラス思考で観ました。それほど細かい所は気にならずに楽しめました。でも、タイトルはこの邦題よりも、英題の「The Lake House」の方がしっくりきた感じがしました。

王道を行くラブ・ストーリーのジャンルだと思いますが、時空間がズレているので、直接会う機会が無いと言う事で、あま~いラブシーンは少ないです。そこで、家族の絆なんかも間に織り交ぜて深みを出そうとしていましたが、キアヌの弟役の人・・・ミスキャストっぽくないですか?(~_~メ)どちらかと言うと、あの弟役の人のキャラの方がドロップアウトしてそうな雰囲気の人に見えました。だから、同調しにくかったのでキアヌの家族のあの辺の一連のストーリーが、ポイントがズレてしまった感じで”ちょっと付け足した”なって感じがしました。

最近の映画では通信手段で使われるシーンと言えば、パソコンやケータイからのEメールのやり取りや、何か他の事をしながらケータイ片手にお互い話をしているシーンが多く出てきます。恋人同士が手紙のやり取りをするシーンなんて最近は観る事が殆どなくなっていたから、レトロなポストと共に手紙のシーンも何となくホッとする様な懐かしい感じがしました。しまいには、いろんなアイテムがポンポン飛び出してきて笑えましたが・・・。

二人が手紙で”出会った”時間が違うので、お互いにケータイで話すことも出来ず、今住んでいるであろう住所を訪ねてみても、そこには、まだ何も無い空間が広がっているだけ。物語が現代と過去、過去と未来が交差しながら進んでいく・・・この辺の時の流れの描写がちょっと複雑な時系列になっているので、頭の中で今は何年?とか・・・確認作業が必要!(笑)

一方の男性にすれば未来だけど、もう一方の女性にすれば現代と過去なんですよ。女性の過去の中に、男性の現代が有って、女性はいつも男性の2年先を生きている(まぁ、メルヘンですからね!有り得ない~って言ってはダメです。その過去の中に微妙に接点が有るんだけど、その時は、どちらも認識をしていないので、ただその時間を通り過ぎていくだけ。

でも、お互いを認識した時点から、二人にとっては「過去は過去」ではなくなり、「未来は未来」では無くなる。まぁでも、同じ世代を生きているんだから、男性は、女性が2年前いた場所を聞いて会いに行けばいいやん!って事ですが、その2年前の女性にとっては未来の事になるから、そんな2年後の話を持ってきた男性の言う事なんか信じられないですよね。

同じ世代を生きているけれど、今まですれ違ってきてはいても出会う事がなかった二人が、偶然時を飛び越えて出会った時間がズレていた!その時のズレをどうやって飛び越えさせるか!?がお手並み拝見と言う所でしたが・・・いつの間にか飛び越えてました! 観終わった後、「何でそうなるねん!」と言う疑問は残りますが、大人のメルヘンと言う事で!この手の映画に辻褄合わせを求めてはいけませんわね。


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コメント (2)
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