この物語は冒険ファンタジー小説”ドラゴンライダー3部作”の第一部「エラゴン 遺志を継ぐ者」の映画化です。
小説の第一部は2003年に出版され300万部以上を売り上げ、第二部「エルデスト 宿命の赤き翼」もすでに05年11月に発売されています。最終章の第三部は現在執筆中との事です。早くも3部作のすべてをシリーズ化して映画化する事が決まっているそうです。原作者はクリストファー・パオリーニ。
■ストーリー抜粋≫
【 ドラゴンライダー…竜と心を交わし、強靱な体と魔法を受け継ぎ、剣の使い手である誇り高き種族。かつて森と山脈の国アラゲイジアは、ドラゴンライダーの力で、繁栄をきわめた。 影にうごめく怪人族アーガルや邪悪な勢力をしりぞけ、 何千年も黄金の時代が続いた。 人間とドワーフ族は友人であり、エルフ族の姿もそこにあった。 しかし、黄金の時代も永遠ではなかった。 ひとりの裏切り者が十三人の仲間とともに国をのっとり、 善なるライダー族とドラゴンは滅ぼされた。 今では邪悪なガルバトリックス(ジョン・マルコヴィッチ)が王となり国を支配し、人々を恐怖と圧政で苦しめていた。・・・そんな中、農場に暮らす17歳の少年エラゴン(エド・スペリーアス)は、ある日、森の中で光を放つ青い石を見つける。その石は、世界の命運を握るドラゴンの卵だった。】
■感想です≫
この映画は、皆さんご存知の「ハリー・ポッター」、「ロード・オブ・ザ・リング」、「スターウォーズ」、「ドラゴンクエスト」、などの要素をいっぱい詰め込んだ(あまり詰めきれてはいないですが・・)、見る前から大体の展開が想像できる映画ですね。でも、私は冒険ファンタジー物が好きなので、この映画は普通に楽しめました。ただ、キャッチコピーの「史上最大のファンタジー 遂に始動」って言うのは言い過ぎかと思いますが!?
とは言っても、壮大なスケールの予感を期待させていた「ナルニア国物語」よりも、この「エラゴン 遺志を継ぐ者」の方が、スケール感は小さいですが、主役二人(!?)のキャラクター設定が魅力的で、生と死を共有する間柄となったドラゴンとドラゴンライダーの絆が感動的だったし、私は「エラゴン・・・」の方が面白かったです。上映時間も1時間44分とシリーズ化が約束されている最近の大作系映画にしては短めで、そんなに飽きさせませんでした。私は原作を読んでいないので分からないのですが、たぶん原作で描かれているであろう細かい人物描写などは、映画ではバッサリ切り捨てていたと思いますが、こう言うお決まりの映画ではストーリー展開にあまり支障が無かったと思います。
映画のオープニング映像が、RPG系ゲームの始まりに良く似ていて、その後の展開も続々とお馴染みのゲームや色んな映画のエッセンスが登場してきます。最初からこの映画をRPGの映画版だと思って観たら、物語に深みがないとか、ご都合主義だとか、全然気になりません。こう言う単純明快なストーリー展開は、単に娯楽作品として観ると楽しめると思います。
映像の凄さはルーカス監督のVFX工房ILMが全面バックアップと言うだけあって、見応えたっぷりでした。特にドラゴンと主人公エラゴンの絡みが全く無理なく見せてくれました。「ナルニア国物語」ではライオンが口パクで英語を話していて、おまけに内容が哲学的、かつ宗教的な言葉だったりして、めっちゃ違和感が有って、その違和感が気になり出すと物語の中に最後まで入っていけませんでした。
しかし、この「エラゴン・・・」の中のドラゴンの出来栄えには驚かされました。喜怒哀楽の表情でさえ、何の違和感も無くそれらしく感情が表現できていました。そして主人公の青年エラゴンとの心の交信がリアルに伝わってきました。このVFXの出来一つで、物語がグレードアップしたように思います。残されたドラゴンの3個の卵の内の1個はエラゴンによって孵されました!残りの2個の卵の行く末も観たくなりました。
◆追記です◆
こちらの投稿の冒頭で、この小説の3部作が映画としてシリーズ化される予定と書きましたが、アメリカでの興行成績や批評家などの評判が悪かった為に続編の制作は無くなったようです。米批評サイトの Rotten Tomatoes の評価では批評家が16%、観客の評価も46%と低くて大コケだったようです。私は好きな部類の映画だったので続編に期待していたのですが残念な結果でした。
Wiki によると、2021年頃にこの映画の権利をディズニーが取得した後、ファンが「#EragonRemake」というハッシュタグを使ってリメイクやテレビシリーズ化を求める運動を始めたそうです。しかし、ディズニーが関わるとポリコレでおかしな映画を作りまくっているので、続編ができたとしてもあまり期待できないです。
◆ いつもご訪問ありがとうございます。
小説の第一部は2003年に出版され300万部以上を売り上げ、第二部「エルデスト 宿命の赤き翼」もすでに05年11月に発売されています。最終章の第三部は現在執筆中との事です。早くも3部作のすべてをシリーズ化して映画化する事が決まっているそうです。原作者はクリストファー・パオリーニ。
■ストーリー抜粋≫
【 ドラゴンライダー…竜と心を交わし、強靱な体と魔法を受け継ぎ、剣の使い手である誇り高き種族。かつて森と山脈の国アラゲイジアは、ドラゴンライダーの力で、繁栄をきわめた。 影にうごめく怪人族アーガルや邪悪な勢力をしりぞけ、 何千年も黄金の時代が続いた。 人間とドワーフ族は友人であり、エルフ族の姿もそこにあった。 しかし、黄金の時代も永遠ではなかった。 ひとりの裏切り者が十三人の仲間とともに国をのっとり、 善なるライダー族とドラゴンは滅ぼされた。 今では邪悪なガルバトリックス(ジョン・マルコヴィッチ)が王となり国を支配し、人々を恐怖と圧政で苦しめていた。・・・そんな中、農場に暮らす17歳の少年エラゴン(エド・スペリーアス)は、ある日、森の中で光を放つ青い石を見つける。その石は、世界の命運を握るドラゴンの卵だった。】
■感想です≫
この映画は、皆さんご存知の「ハリー・ポッター」、「ロード・オブ・ザ・リング」、「スターウォーズ」、「ドラゴンクエスト」、などの要素をいっぱい詰め込んだ(あまり詰めきれてはいないですが・・)、見る前から大体の展開が想像できる映画ですね。でも、私は冒険ファンタジー物が好きなので、この映画は普通に楽しめました。ただ、キャッチコピーの「史上最大のファンタジー 遂に始動」って言うのは言い過ぎかと思いますが!?
とは言っても、壮大なスケールの予感を期待させていた「ナルニア国物語」よりも、この「エラゴン 遺志を継ぐ者」の方が、スケール感は小さいですが、主役二人(!?)のキャラクター設定が魅力的で、生と死を共有する間柄となったドラゴンとドラゴンライダーの絆が感動的だったし、私は「エラゴン・・・」の方が面白かったです。上映時間も1時間44分とシリーズ化が約束されている最近の大作系映画にしては短めで、そんなに飽きさせませんでした。私は原作を読んでいないので分からないのですが、たぶん原作で描かれているであろう細かい人物描写などは、映画ではバッサリ切り捨てていたと思いますが、こう言うお決まりの映画ではストーリー展開にあまり支障が無かったと思います。
映画のオープニング映像が、RPG系ゲームの始まりに良く似ていて、その後の展開も続々とお馴染みのゲームや色んな映画のエッセンスが登場してきます。最初からこの映画をRPGの映画版だと思って観たら、物語に深みがないとか、ご都合主義だとか、全然気になりません。こう言う単純明快なストーリー展開は、単に娯楽作品として観ると楽しめると思います。
映像の凄さはルーカス監督のVFX工房ILMが全面バックアップと言うだけあって、見応えたっぷりでした。特にドラゴンと主人公エラゴンの絡みが全く無理なく見せてくれました。「ナルニア国物語」ではライオンが口パクで英語を話していて、おまけに内容が哲学的、かつ宗教的な言葉だったりして、めっちゃ違和感が有って、その違和感が気になり出すと物語の中に最後まで入っていけませんでした。
しかし、この「エラゴン・・・」の中のドラゴンの出来栄えには驚かされました。喜怒哀楽の表情でさえ、何の違和感も無くそれらしく感情が表現できていました。そして主人公の青年エラゴンとの心の交信がリアルに伝わってきました。このVFXの出来一つで、物語がグレードアップしたように思います。残されたドラゴンの3個の卵の内の1個はエラゴンによって孵されました!残りの2個の卵の行く末も観たくなりました。
主 要 登 場 人 物 | |
a | a |
【 サフィラ 】 (VFX) エラゴンによって卵から 孵った雌ドラゴン | 【 エラゴン 】 (エド・スペリーアス) 伝説の種族ドラゴンライダーに選ばれた青年 |
【 ブロム 】 (ジェレミー・アイアンズ) 帝国の歴史やドラゴンに詳しくエラゴンの師となる | 【 アーリア 】 (シエンナ・ギロリー) 王からドラゴンの卵を奪い返すエルフ族の密使。 |
【ガルバトリックス】 (ジョン・マルコヴィッチ) アラゲイジアを支配する邪悪な国王 | 【 ダーザ 】 (ロバート・カーライル) 国王に仕える妖術を使うシェイドのリーダー |
◆追記です◆
こちらの投稿の冒頭で、この小説の3部作が映画としてシリーズ化される予定と書きましたが、アメリカでの興行成績や批評家などの評判が悪かった為に続編の制作は無くなったようです。米批評サイトの Rotten Tomatoes の評価では批評家が16%、観客の評価も46%と低くて大コケだったようです。私は好きな部類の映画だったので続編に期待していたのですが残念な結果でした。
Wiki によると、2021年頃にこの映画の権利をディズニーが取得した後、ファンが「#EragonRemake」というハッシュタグを使ってリメイクやテレビシリーズ化を求める運動を始めたそうです。しかし、ディズニーが関わるとポリコレでおかしな映画を作りまくっているので、続編ができたとしてもあまり期待できないです。
◆ いつもご訪問ありがとうございます。