とても久しぶりの映画ネタの投稿です。2020年9月現在、新型コロナウイルスのパンデミックはまだ終息はしていない状況で、今後も完全終息は無理らしいって最悪ですね。WithコロナやAfterコロナなどの言葉も生まれて、これから新型コロナウイルスとの共存を模索しながらの生活が続くわけです。
今後、感染者が減少して数週間後、数カ月後とか表面上は平穏な月日が流れて行く中で、どれだけの人が自分と他の人達の命の危険度の認識を保ち続けて生活していけるのか心配です。
今もなお新型コロナウイルスは広く浅く蔓延している状態で、健康な人には風邪位な症状でも、持病がある人や、免疫力の低下した高齢者には命の危険度は高いのは変わらない。ワクチンの臨床試験もまだ終わっていないので、今年の冬から来年の春の間には希望者全員にワクチン接種は無理ですね。今年の冬にまたコロナが大流行にならないように祈るばかりです。
最初に「映画ネタの投稿です。」と書いたのに関係のない話を長々と書いてしまって申し訳ないです。クリストファー・ノーラン監督最新作「TENET テネット」がコロナ感染拡大で公開延期となっていたと言うのがあったので、後からこの投稿文を読んだ時に、この映画が公開された時はこう言う状況だったのかとメモっておきたくなってコロナ禍の事を少し触れておきました。
ここから「TENET テネット」の映画の話です。この映画は全米で9月3日から公開が始まりました。全米と言っても、まだニューヨークなど複数の大都市で劇場が閉鎖されていたり、その他の都市でも限定で公開していたらしいので、超大作と言えどもコロナ禍での公開ですから厳しいですね。それで全米ボックスオフィスのオープニング興収は約2000万ドル(初登場1位)でした。次週の興収が670万ドルに急落しているのも、コロナ禍で慎重になって観客の伸びが増えないのかも。例年のように次々に新作が公開される訳じゃなく公開延期のままの映画も有るから、少し時期をずらして分散して観た方が良いですね。
9月14日時点での米批評サイト Rotten Tomatoes の批評家の評価は74%(242レビュー)、観客の評価は76%(2,736レビュー)でした。今後、観た人の中でノーラン監督映画初体験の人が増えたら評価はもう少し下がるかも?この映画の評価の分かれ目は、映像マジックと思考マジックについて行けるか?がカギですね。普通の映画でも1回観ただけでは見過ごしていて気付かない所も有るので、こう言う難解な時間の概念を全体のストーリーに絡めている構図の映画は、1回観ただけでは余計に理解し難いと思う。
タイトルの「TENET テネット」って、英語表記は回文になっているんですね。この映画の時間逆行みたいな部分の”過去から見た未来”と、”未来から見た過去”が・・・みたいな部分に合わせたのかな?予告編を見たら、映像は凄いです。でも、ノーラン監督作品って難しい概念が普通に語られない(映像化されない)ので、ストーリーが余計に難解になっている気がします。今回の題材も「時間の逆行装置」って、タイムマシンじゃないのかい!?って話ですが、違うみたいな。まだ予告編しか見ていないので余計に理解は難しい。
wiki 情報によると、主演のジョン・デヴィッド・ワシントンさんはデンゼル・ワシントンさんの長男だそうです。彼は2012年までプロのアメリカンフットボール選手だったらしく、引退後に俳優業に転身したらしい。とんとん拍子の超大作の主演抜擢ですね。お父さんがデンゼル・ワシントンだからじゃないと言えるのか?彼の演技に注目です。彼のこの映画の役名が「名もなき男」と言うだけみたいです。英語版wikiには、彼の役名は「the Protagonist」となっていて、調べたら「主人公」と言う意味らしいので別に役名は無いみたいです。と言う事は、彼の存在意義は、彼本来の主体性や個性は全く意味を持たないようなストーリーの流れなのかな?役名一つでさえ余計に難しそうになってきました!
2010年公開の映画「インセプション」を観た私としては、その流れをくむような「TENET(テネット)」もとっても気になる映画ですが、コロナも気になるので少し様子を見たいです。私は知らなかったのですが、2020年8月には、「TENET テネット」の9月公開にあわせて、「インセプション」を IMAX や 4Dでリバイバル公開していました。SFとかスペクタルものは IMAX で観たいですね。
「TENET テネット」の日本公開は 2020年9月18日(金)です。
下のあらすじ詳細は Yahoo映画 より転載しました。
「ウクライナでテロ事件が勃発。出動した特殊部隊員の男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は、捕らえられて毒を飲まされる。しかし、毒はなぜか鎮静剤にすり替えられていた。その後、未来から「時間の逆行」と呼ばれる装置でやって来た敵と戦うミッションと、未来を変えるという謎のキーワード「TENET(テネット)」を与えられた彼は、第3次世界大戦開戦の阻止に立ち上がる。」
監督・脚本・製作:クリストファー・ノーラン
出演:ジョン・デイビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、クレマンス・ポエジー、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー