久しぶりにいいな。と思えるドラマをみた。
元になる題材があったとしても、何か作るのならば、そのメディアにしか伝わらないものを、新しい目線をいれないと意味がないと思う。
もしくは何か観た後に気になることがあったり、なにかを連想させてりするもの。作りたくて作ったもの。
そういうものがいいと思う。
といっても私の勝手な一個人としても私の意見。。
「深夜食堂」
深夜にあく食堂。
「メニューはこれだけ。あとは勝手に注文してくれりゃあ、出来るもんなら作るよ」
というマスターの言葉からはじまる。
なかなか面白いと思った。
メニューをみてその中から頼むのが普通となってしまってるから。
全部あらかじめ決められたいくつかのボタンの中から選ぶ。それだけで大抵のことが成り立ってしまう社会。
「何でもいい。たべたいものは?」
と聞かれたら、私ならなにを注文するかな?と考えてみる。
意外にむつかしいかも。
ふとでてくるのは意外と素朴なものだったりするかもしれないなぁ
そういう人の奥に潜んでいる深層風景ならぬ深層ご飯。がテーマのドラマ。
大きな展開はそうないけれど、何よりそのご飯がおいしそう。
クリームシチュー(ルーをつかったなつかしいやつ)
定番の豚汁
タコのウインナー
その言葉と音とイメージするととてもおいしそうで。
嗅覚とか、味覚は確かに記憶に直結する力をもっている。
視覚ではわすれていても。ふとした匂いなどで場面を思い出すことってあります。
ご飯が印象に残る映画もいろいろとあります。先日写真美術館でも「東京ご飯映画祭」というイベントをやっていましたが、ご飯の匂いや、魚の焼ける状況や、食卓の雰囲気が伝わるだけで、言葉がなくとも何か状況や伝えることができる可能性を秘めています。
アニメーションだとそういう意味ではすべて嘘の世界(すべて作った絵であるので)なので、また違う表現で伝えることになるのですが、、
実写だと、ご飯は重要な絵になれる。七輪で焼いている魚を女性が1人で見守っていたり。ちょっとかけた醤油が じゅっぅ となったり。うん。
まぁとにかく
でてくるテーマのご飯が素朴で懐かしくて美味しそうで。
こんな食堂がほんとにあったらいいのになぁ
私もどうしてもたべたくなってその日のご飯に作ってしまったのでした。
昨日はたまごやき。今日は朝に下味をつけて寝かしてある鶏肉で唐揚げ、そして豚汁です。
あーおなかすいたー
「深夜食堂」