藍染■藍甕
マンホールのように見えるのは藍甕を入れる土台。藍甕は結構大きくて大人一人がすっぽり入るくらいの大きさです。昔は藍甕を数多く並べ、土の中に埋めて藍甕の温度を一定に保つようにしましたが、いまはコンクリート製。また要所には炭を入れる火床(ひどこ)を設けて、寒い冬には炭火で暖め、温度を一定に保ち、藍が染色出来る状態にすることを「藍が建てる」といいますが、藍を建てやすい温度に調整しました。これには、熟練の技を要したそうです。しかし、いまでは写真の底にコンセントと温度計が見て取れると思いますが、電気で藍甕を一定の温度に保っています。