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ミュージカル「CHESS チェス」へ

2020-02-09 | パフォーマンス
先日、有楽町・東京国際フォーラムホールCで
上演のミュージカル「CHESS チェス」を観に行ってきました。

全然、予備知識がなくて・・・

まず、知った情報は、楽曲をABBAのベニーとビョルンが手がけたこと!
洋楽には疎いのですが、10代の頃、ABBAだけは大好きで
ずっと聴いてきました・・・

そして、唯一の日本人メインキャストとして、佐藤隆紀(LE VELVETS)が
抜擢された、日英合作の舞台だと・・・
そんな程度で、ホイホイ出かけてしまいましたw



だから、開演後、英語の歌と台詞にびっくり!
(日本語字幕付なんですけどね)

最初は、途中で日本語に切り替わるのかと思いましたが、
考えてみれば、メインキャストは英語圏の方々なわけで・・・
日本語に変わるはずがないと・・・さすがに早い段階で気づきましたw

しかも、アタクシ・・・タイトルもうろ覚えで「CHESS チェス」ではなく
「CHASE 追跡」かと・・・(オイオイ!)
こちらは、チェス盤を模した演出に、即、悟っておりますw



さて、お話・・・

東西冷戦時代のこと・・・
アメリカのフレディとソ連のアナトリーが、イタリアで開かれた、
チェスのチャンピオンを賭けた戦いに挑む・・・

孤独な世界チャンピオンである、フレディは、プレッシャーと孤独に悩み、
傍若無人に振る舞い、試合にも自滅してしまう・・・

新チャンピオンとなったアナトリーは、国家を背負って戦わされることに
苦しんでいた・・・
フレディのセコンド、フローレンスは彼の身勝手さに疲れ果て、袂を分かつ。

アナトリーとフローレンスは、いつしか惹かれ合い・・・
フローレンスは、幼い頃、ハンガリー動乱で父親と生き別れていた。
彼女にとってアナトリーは、父を奪ったソ連の人間・・・

二重の意味で、敵なのに・・・

心通い合ったことで、アナトリーは自由を求め、亡命を決行。
だが、彼には妻子がいた・・・

第二幕では、再びチェスの世界大会が、タイで開かれる。
新チャンピオンであるフローレンスと共に、アナトリーは防衛を狙うが、
彼の勝利を阻もうとソ連の国家権力が動き出す・・・

かつてのチャンピオン・フレディや、
アナトリーの妻・スヴェトラーナをも巻き込んで・・・
アナトリーのチェスは・・・?

・・・という、お話。

エンエン書きましたが、あらすじは、あまり気にしなくて良い感じでしょうか。

東西冷戦は、ほぼ歌だけで表現するには難しい題材でありましょうし、
何より、チェスのルールも全く知りませんし・・・

ミュージカルですもの、歌の世界、音楽の世界を楽しもうと、切り替えました。
(心情的に納得できないことだらけだったので・・・w)

それで正解!

歌い手さんが、すばらしいですっ!



アナトリーのラミン・カリムルーは、「オペラ座の怪人」のファントムや
「レ・ミゼ」のジャン・バルジャンを務め、日本でも、大人気なようです。
(私のチケットはCD付で、いただいたのが彼のCD↑だったことからも、うかがえる)

佐藤くんも、昨年、「レ・ミゼ」でジャン・バルジャン役を初めて演じたので、
日英ジャン・バルジャン共演となったわけです♫

同じく「レ・ミゼ」からフローレンスのサマンサ・バークス。
初来日ながら、映画のエポニーヌ役で知られています。
この秋にはロンドンでの「アナ雪」公演のエルサを務めるとか・・・

フレディのルーク・ウォルシュも初来日だそうですが、
数々のキャリアを持ち、ロックバンドでギターやリード・ヴォーカルを務めている
実力者、しかもイケメン♫

このそうそうたる面々に、
日本代表として、シュガーこと佐藤くんが入るのですから・・・
オバちゃん、感激です♫

佐藤くんの役は、アービター、つまりチェスの審判。
冷静で公平な判断の求められる役どころで、全編に登場・・・
良いお役でした。

佐藤君はいろいろな声を使い分けられますが、今回は太めのお声。
胸と腹(!)に響きます♫

とはいえ・・・ラミンとサマンサの二人は、もう、失礼ながら格が違うというか・・・
舞台に立つだけで、シュッと絵になる上に、あの歌いっぷり!
ストーリーには疑問符がつきまくりでしたが、歌には感動でございました。

アタクシなんぞが申すのも、何でございますが・・・
シュガーや日本人キャストには、もんのすご~い刺激になると思います。



そうそう♫

開演前、どこやらから音出しが聞こえるのに、オケピが、見えない!

不思議に思っていたら、なんとなんと、舞台のちょうど中段あたりに
オケが入っていまして・・・この構成は初めてでしたが、良かったです。
オケの皆さんのご様子もわかりますしね♫

ということで、休憩をはさみ、二時間半の舞台が、あっという間。
ダンスのアンサンブルも、キレッキレで素敵でした♫

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お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
もう少し余裕ができるまで、コメント欄などは非表示にさせてくださいね。
一方通行のブログで、ごめんなさい。

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